10月(第3回)定例記者会見(10月21日)
質問事項
4.地域金融への世界金融不安の影響について
○山陰中央新報
世界的な金融市場の混乱で地域金融機関の貸し渋りとか貸しはがしの懸念が全国的に強まっていると思うんですけれども、島根の実情について、知事はどういうふうにお思いでしょうか。
○溝口知事
世界的な金融危機については、日本の金融機関はそうした危険リスクの多い資産の保有を控えておりましたから、直接的な影響は少ないわけでありますけども、全般に景気の後退、あるいは金融についても日本の国内においても問題は生じ得るという、リスクが高まっているわけですから、それに対応して金融機関の対応が慎重になり得る可能性はありますね。他方で、これまでの原油の高騰等に対しまして中小企業、あるいは農林水産業等々についても既に問題は出ておりましたから、我々の方でもそうした金融の円滑化に資するようにいろんな対応をとっておりますけども、今回の世界的金融危機の発生に伴って、国の方もさらにそういう対応を強化しようとされていますから、そういう動きと歩調を合わせて、さらにどういう措置が必要か、検討もしたいと思っております。
○山陰中央新報
現時点で、この島根で貸し渋りのような実態があるのかないのかについては、どのように考えていらっしゃいますか。
○溝口知事
まだそこは、その影響によるものかどうかということはなかなかわかりませんが、金融機関による融資が慎重化するといったようなうわさといいますか、話といいますか、耳には少しは入りますが、少し実態もよくこれから調査をし、必要な対応をよく検討していきたいというふうに思っていますけども。
○山陰中央新報
それは調査はどういうような何といいますか、手法といいますか......。
○溝口知事
いやいや、それは私個人だけじゃなくて、私のはいろんな会合などで経営者の方々から聞くような話でありますけども、もう少し商工労働部等で実態もさらに調べていきたいと思いますが、実は夏以降、随分秋の対策に関連しまして調査はしてきておりますけども、新しい事態を踏まえて、必要な情報収集に努めていきたいというふうに思います。
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