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8月(第2回)定例記者会見(8月27日) 

質問事項

5.財源調整基金等の残高について

 

○山陰中央テレビ

 昨日も新聞にも出てたんですが、財調と減債の、積立金が、ちょっと僕も表を見てて、東京、愛知、埼玉の次に島根県が何か4番目に基金が多いという状況なんですけれども、まずこれについて率直にどう思ってらっしゃるのか。

 

○溝口知事

 それは、財源の積立金の反対の方は債務があるわけですね。だから、その両方を見ないといけないわけですね。島根県で見ますと、債務が1年前までは1兆円を超えてたわけですね。そうすると、今度1人当たりの県民の債務ということでいえば140万ぐらいになると。例えば隣県、ほかの県などと中国地方で比べても非常に高い数字になっているわけですね。

 

 積立金というのは、いわば債務と積立金、両方合わせて見なきゃいかん要素でありまして、債務の額に比べれば非常に小さいわけでありまして、年度における調整のために残してある財源ですね。県の中期財政計画では、これを一挙に減らすのはいけないんで、徐々には使わざるを得ないけども、ある程度の水準を維持して、いろんな特別な措置をとらなくても収支が均衡するように努力をしていると。

 

 したがって、しかし、この表を見ますと、ある県などではもう積立金がなくなっているというようなことになりますね。そうすると年度間で税収が減ったりすると、今度は新たな債務をすぐ発行しなきゃいかんということになるわけですね。だから調整が非常に難しいことになるわけで、やはり一定の財源を、積立金を残しておくのは必要だというのが私どもの考えでして、しかし、それも債務との相対的な大きさとか、あるいは赤字との相対的な大きさなども考えていかなければならないというふうに思います。

 

○山陰中央テレビ

 意外だったのは、4番目というのがすごい何か、516億で4番目なのかというふうなところが非常に、個人的には驚いたんですけれども。

 

○溝口知事

 だけど、要するに債務が1兆近くありますからね。

 

○山陰中央テレビ

 そうですね。

 

○溝口知事

 500億円ありましても、債務の返済はとても難しいわけですよ。積立金というのはそういう現金の収支の調整のための項目であって、全体のファイナンスは借金と積立金を使うのを合わせて考えなきゃいかんということですね。

 

 

 

 


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