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7月(第2回)定例記者会見(7月29日) 

質問事項

2.日韓交流の中断等について

 

○読売新聞

 教諭同士の相互派遣もそうですけれども、竹島のやはり問題をめぐって、各地で全国的に交流が中断したりしている今の状況について、知事はどのようにごらんになっていますか。

 

○溝口知事

 私どもは、竹島の領土権の帰属については日韓両国間で考え方の違いがあると。それは政府レベルというよりも、国民の間においても違いがあるわけでして、したがって、そうした主権にかかわる問題は外交の交渉で決着をするということが最善であるし、それ以外の方法はなかなか有効でないわけですから、外交交渉をお願いをしているということですね。

 

 そういう中で、韓国側においては、まだそういう交渉をするような問題じゃなくて、決着している問題といいますか、そういう主張をされているわけですから、そこですれ違っているわけですね。すれ違うというか、交渉しましょうとか対応しましょうということになってないわけですね。

 

 我々は引き続き客観的な史実でありますとか歴史的な資料に基づいて、県として対応していかなきゃいかんということを言いますが、その過程で韓国側においていろんな国民の間から声が出て、いろんな動きが出るのは、それは韓国側の中の事情でありまして、我々として、そこを直ちに対応する手段は持たないわけですけども、我々としては、領土問題と交流の問題は別の問題でありますから、我々はこれからも交流を続けたいと呼びかけを行っていくことがあるでしょうし、いずれにしても、この問題は長い歴史的な背景があるわけでありまして、それから今の事情を考えますと、長い時間が解決にはかかる問題ですから、短期的な動きというよりも、長期的に粘り強くやっていくという方針で臨むべきだというふうに考えております。

 

 だから、領土問題にまつわる外交問題とは別に、友好親善、交流は強化をしていこうということが私どもの立場ですね。

 

 


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