7月(第1回)定例記者会見(7月15日)
質問事項
4.漁船の一斉休漁について
○山陰中央テレビ
燃料代の高騰などで現在も漁船などが一斉休漁という形をとっているんですが、その件について知事はどのようにお考えになりますか。
○溝口知事
漁業は、ほかの産業と比べても事業に燃料のコストが非常に高い業種であり、それからやはり漁業というのは、漁業になれた方でないと、ある程度の経験がある方でないとできないし、それからまき網だとか底びきだとか、大規模になりますと、大きな資本費もかかるわけでありまして、それが燃料代の高騰によって、そういう船団が失われていくとか、あるいはそういう漁業に携わる人が少なくなっていくとなりますと、将来、今度は供給が減って魚価が上がるということもあるわけです。
私どもとしては、やはりこの問題は燃料価格の高騰、いろんな要因もありますけども、一時的な要因もきっとあるのだろうと思いますし、さらにそれに対する対応も、まだ十分できてないわけですから、中・長期的な観点から漁業の問題、ほかの業種もあるかもしれませんが、どういう対応をしたらいいかということをよく考えなければいけないと思っていますし、国に対しまして、そういう観点から中・長期的な立場に立って、この支援を今お願いをしているということであります。
○山陰中央テレビ
お願いとしては、具体的に何か今現在行われているものというのは、どのような形でありましたか。
○溝口知事
国は、去年からいろんな形で漁船の燃料効率を上げるためであるとか、あるいは燃料が高いですから、休漁したりする、そういうときの対応とか、いろんな形で燃料代高騰に伴う対応もとってきましたね。それから県自身も単独で船の底に貝なんかが張りつきまして漁船の走行速度が落ちる、そういうために省エネ化を、船底についた貝などを除去することによってエネルギー効率を上げるとか、そんなようなことに対して補助をしたりしておりますが、それが今実行中であります。
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