7月(第1回)定例記者会見(7月15日)
質問事項
1.東横イン松江駅前の硫化水素発生事故について
○山陰中央新報
東横インの関係なんですが、今日、午前中のところで東横インの社長さんが来られまして謝罪を受けられたと思うんですけれども、改めてその感想といいますか、どういうふうにお感じになったかをお聞かせいただければ。
○溝口知事
東横イン、それから工事をされた子会社とか、いろんな方が関与されたわけであります。あの事件が起こりましてから、周辺の方々、県民の方々も不安にお思いだったわけであります。県としても、そういう事態をまず一刻も早く改善をする、大きな影響が出ないように手当てをするということにまず全力を尽くし、さらにその後、周辺の同じようなピットなどにも問題がないかというような調査もし、東横イン側もそういう指導に対して対応してこられまして、事態は問題のない状況になったということであります。
昨日、松江市と県による、関係法令によります現地確認がされたところでありまして、正常な普通の状況に戻ったという判断を下したところであります。それで本日、この事件に関係いたしまして、旅館業法でありますとかビル管理法などに基づきまして、保健所が文書により指導を実施したということであります。
あと、大きなところで残っておりますのは、廃棄物処理法に基づく不法投棄といいますか、法律違反の行為につきまして、これは捜査当局、警察当局がずっと捜査をしておりますから、その結果に基づきまして必要な対応が警察当局においてとられるというふうに思っております。
それから松江市も、市に関連する法令に基づきまして指導を行っておりますが、県としましては、保健所長のそういう指示、注意に加えまして、私自身が経営者を呼びまして注意をしたということでありまして、3点ほど申し上げたわけです。今回の事件によって周辺の住民の方や県民の方に大きな不安をもたらすようなことになったということは甚だ遺憾であるということであります。それから迷惑をかけた周辺住民の方や県民に対して、東横イン側できちんとした形で説明とおわびをすることが必要だということを言いました。さらに、今後こうした事態が二度と発生しないように、安全、衛生の確保に万全を期すようにということを注意したわけであります。この松江の地、島根の地で営業されるわけですから、松江の市民の方、県民の方に信頼をされるということが大事なので、そういう意味できちっと対応されて信頼を回復するように求めたということであります。
○山陰中央新報
これまでの一連の対応を見られて、その信頼回復というのは、まだなされてないんじゃないかということについては。
○溝口知事
それは、営業、経営される方々が一生懸命やらなきゃいかんことですね。そういうことを促したということです。
○山陰中央新報
それと、県独自で何か罰則を伴うような重い行政処分をというふうなお考えがあったように思ったんですが、その検討についてはいかがだったでしょうか。
○溝口知事
行政処分は、一番のあれはやはり廃棄物処理法に基づく違反行為をどういうふうに処罰するかということが核心でありまして、それは警察当局がいろんな調査をしておりますから、それを待ちたいと思っておりますけど。
○山陰中央新報
今回の知事さんへの謝罪を通じて、もうこの問題は一応は区切りがついたというふうにお考えですか。営業再開に向けても、特に障害はなくなったというふうにお考えでしょうか。
○溝口知事
営業再開に向けては、いろんな県も市も指導してまいりましたから、それに的確に対応はしてこられたと判断をしております。ただ、法令違反に伴う処罰は、まだ残っておるということですね。
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