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6月(第2回)定例記者会見(6月30日) 

質問事項

5.骨太の方針2008について

 

○山陰中央新報

 ちらっと話が出ました骨太の方針、先週の金曜日に閣議決定をされて、全体として社会保障の問題が一つ焦点に、それから教育の問題などもちろん焦点がありましたけど、医師確保などについて多少文言が盛り込まれたようにも見えますけれども、反面で財源のところではまだ見えない部分があって、あの骨太全体をどういう印象で受けとめられたかということと、医師不足、医療関係の文言は盛り込まれたけど財源がないということについて、知事はどういう感想をお持ちなのかお聞かせください。

 

○溝口知事

 今回の骨太は、いわば財源の制約のところは変わり得る可能性の中でつくられておりますね。一つは消費税の問題をどう考えるか、消費税を含む税制改正でしょうか、それをどうするのかという問題がまだ白紙の状況ですね。これは秋に向けて検討していこうということになってますが、これもまだ方向性がほとんど見えておりませんね。いろんな意見があるといったぐらいでしょう。

 

 それから、それとの関連でいえば道路特定財源の一般財源化もどういうふうになるのか。私どもは限りなく特定財源の色彩を残すべきだと思いますけれども、これも意見が違っておりますね。そういう意味で、骨太自身が一つの指針を示してるけども、具体的な方向づけまで踏み込まれない状況にあると。議論はこれからだというような印象を受けておりますね。

 

○山陰中央新報

 医師不足のことを文言として盛り込まれたということについては。

 

○溝口知事

 医師不足につきましても、政府・与党の方でこの認識を明確に書かれたということは一つの前進だろうと思いますね。ただ、具体的措置がどうなるかというのも、これもこれからの課題じゃないかと思いますね。

 

 あとは、もう一つは先ほどの景気との関連もありますけども、アメリカ経済あるいは世界経済がエネルギー価格の高騰、あるいはアメリカのサブプライムローン問題でどういうふうに動くのかも、これもちょっと不透明ですね。楽観を許さないような見方が増えておりますから、こういうことになるといろんな対応が難しくなりますね。ただ、日本経済全般を見ると、今のところ大きな影響はまだ及んでないようですが、しかし、世界全体がどうなるかによって日本経済も大きな影響を受けますから、いろんな世界の状況、日本全体の状況も我々もよくにらみながら政策の運営を考えていかなきゃならんだろうというような意識は持っております。

 

 


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