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6月(第1回)定例記者会見(6月12日) 

質問事項

9.道路特定財源について

 

○山陰中央テレビ

 重点要望で得られた感触をお伺いしたいんですが、特に地方道路整備の臨時交付金の話ですね、制度改正に伴ってかさ上げされて、島根県の場合、非常に財源がふえたということになるんですが、一方、ねじれ国会と一般財源化の話でどうなるかわからないという状況があるんですが、この間、重点要望に行かれた段階で、知事はどういうふうに来年以降の見通しを思われたのかなというお話をお伺いしたいんですけれども。

 

○溝口知事

 その議論は道路財源制度、一般財源化をどう行うかという議論の中でなされますから、与野党でこうすると、こういう方向だというのがまだ出てきておりませんね。

 

 一つ言えますことは、政府・与党におきましては、必要な道路は確保していくと。それからいろんな問題で地方財政には大きな影響が及ばないようにするといいますか、迷惑をかけないようにするということが基本的な考えとして各位の文書の中で記述をされていますから、そういう枠組みの中で適切な方法を考えていくということで議論が進むんだろうと思いますが、他方で、野党の方におきましては、道路整備の考え方自体につきまして違うところがありますから、政府・与党の中でいろんな案ができましても、これを野党との間でどう調整していくかという問題が残りますね。できるだけそういう問題が、新しい法案ができるまでの間、調整が行われることは望ましいと思います。そういう点について与野党間でも真剣な議論がなされて、混乱が生じないようにしていただきたいというふうに考えておりますけど。

 

○山陰中央テレビ

 交付税化しようかみたいなことも何か聞くやに思うんですけれども。

 

○溝口知事

 ちょっとそこは私もわかりませんが、道路の整備は、やはり道路特定財源という制度を持って、大都市から順次行われてきて、整備率の格差が大都市圏域と地方部においてあるわけですね。やはり道路といったものは基礎インフラであり、ほかの行政でいえば教育だとか社会保障だとか、全国どこにいても一定のサービスは享受できるというようなものに近い、属する行政分野じゃないかと思いますから、そういう面で、そういう格差が起こらないような方途を新しい制度の中でも残していかなければならないというのが一般的な考え方ですね。

 

○山陰中央新報

 きのう、首相問責決議が参議院で可決されたわけですけれども、先ほどの道路の話でも与野党の協議というのが今後重要になるかなと思うんですけど、これで議論がとまってしまうというようなおそれもあろうかと思うんですけど、ちょっと率直な印象と、地方に与える影響というのも今後少なからず出るのかなという気もするんですけど、その辺はどうでしょうか。

 

○溝口知事

 当座は衆参で、また問責、信任と分かれるわけですから、大きなギャップがまた現実に開いたということになりますから、これからまだ年末に向けて時間もありますから、ぜひ与野党間で、国民全体、あるいは地方のこともお考えいただいて、与野党間の意見調整がよく進むように対応していただきたいと。難しい状況であるからこそ、与野党間の意見調整というのが大事じゃないかと思います。やはり社会経済全体を見ますと、将来にわたって不確定な要因もあるわけですから、日本全体のことをやっぱり考えて対応していくと、そういう体制をぜひつくってもらいたいというのが我々の率直な気持ちです。

 


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