6月(第1回)定例記者会見(6月12日)
質問事項
3.減反政策について
○山陰中央新報
ちょっと前になるんですけど、町村官房長官が減反政策をやめたらどうかというような提言もあって、党内でいろんな声が出てたりというようなことになったんですけれども、全国的な状況を見ると、かなり減反が守られてないような実態もあったりして、島根県はまじめにやっとるというところなんでしょうけれども、その結果、米価が下がるというようなこともあって、ちょっと減反政策そのものがかなり機能してないという状況もあると思うんですけれども、今の状況を知事としてどういうふうに考えておられるのかということと、減反政策そのものをどういう認識といいますか、今後どうあるべきかというようなことで、ちょっとお考えがあればお伺いしたいんですけど。
○溝口知事
町村長官の話の内容を子細に聞いているわけじゃありませんけども、国際的な話と国内の話、状況が違いますから、やはり日本自体として食糧を安定的に、食糧供給を確保していくという課題がありますし、それからそういう意味で農業が安定するということもありますから、そういう面で必要な対策は講じなきゃいかんわけですね。そういう面で、農業においてはやはり安全、安心の米、あるいは消費者が欲する良質の米の確保というのは大事な課題でありますから、そういう観点から減反といいますか、生産調整の措置が講じられているわけでして、これは近年、必ずしも国の方針どおりに調整が行われてないところもありまして、こういうところは調整をきちっと守ってもらうように、島根県としても国に要望しているところですから、そういう意味では国内の生産調整はそういう観点からやっていかなきゃいかんということですね。
国際的に値段が上がっているというのは、世界全体で需要がふえているということでありますね。それは大生産国等々、日本だけの問題じゃありませんから、広い観点から考えていくべき課題じゃないかと思います。
○山陰中央新報
じゃあ、基本的には減反政策は維持した上で、きちんと守るようにしてほしいということですか。
○溝口知事
それは変わりませんね。
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