5月(第1回)定例記者会見(5月13日)
質問事項
1.玉造温泉旅館の倒産について
○日本経済新聞
その観光入り込み客数と若干関係してるんですけども、先日、玉造温泉の方でしにせの旅館が2つ倒産されて、県外の資本の手に渡るということになったんですけども、知事はこういう今回の事態をどのようにごらんになってらっしゃるのか。また、県内の温泉地の宿泊施設の経営状況をどのようにごらんになってらっしゃるか、伺えばと思うんですけど。
○溝口知事
過去におきましてブーム期がありまして、その時代に設備投資をかなりされて、集客の能力を拡大をされたところが観光地においてありました。その後、日本経済がバブルの崩壊で景気が悪くなるとか、それによって観光なども少し停滞をするといった全般的な傾向ですね。もう一つは、旅行される方々も、企業自身が調子がよくないといったこともありますが、旅行が個人ベースで楽しもうという傾向が少し出てきたと。団体でバスで行って温泉に入って食事をして楽しんで帰るというのも、これはまたありますけども、それ以外に家族で行くとか夫婦で行かれるとか、そういうものが増えてきてまして、そういうものの対応が大きい施設では必ずしもうまくいかないといったようなことがあって、過去に大幅な設備投資をしたところにつきましては、経営の状況がよくない状況が続いておりまして、そういう意味で非常に難しい状況にあったんだと思います。そういう中で、昨年は石見銀山効果でいろんなところで増えたりはしておりますけども、そうでないところについては、こういう今回のような事態になったというふうに思っております。これによりまして、そういうホテルなどに納入しておられる方々に影響が及ばないよう、対応はしていきたいというふうに考えております。
○日本経済新聞
温泉地の活性化みたいなところで、何か今後お考えになってらっしゃることはありますでしょうか。
○溝口知事
観光につきましては、昨年、観光のコーディネーターといいますか、そういうものを設置をしたり、それから県外で説明会ですね、東京で観光業者の方を集めまして説明会をしたり、それから大阪でもいたしまして、やはり旅行社の方々がパンフレットをつくって宣伝をされるわけですが、その計画をつくられる方々が島根のことをよく知っていただく必要があるわけでして、そういうホテルと観光地と観光客を結ぶ人たちに働きかけをいろいろやっているということです。それから各地で県以外にも市町村、いろんなイベントをやられますね。松江などでは開府400年といった行事、それからいろんなところでそういう工夫をされておられますから、それぞれの観光地と一緒になりまして、県も引き続き観光業の振興に努めていきたいというふうに思っているところであります。
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