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12月(第1回)定例記者会見(12月14日)

11月定例県議会、重点要望等について


■知事コメント  

 

 

 きょう午前中、定例議会が終了いたしまして、私にとりましては就任以来3度目の定例議会を終えることになったわけでありますけども、議会で御挨拶いたしましたけども、この半年強の間、議会でいろんな御意見とか御指摘をいただきましたが、そういうものを参考にしながら県の行政に当たってきたわけでありますが、特に早い対応を要すると判断しました財政の健全化と産業の振興につきましては、基本方針、基本的な戦略といったような大きな枠組みができまして、今、その具体化を進めているところであります。来年もこれ以外の行政の分野がありますけども、議会の意見も聞きながら、あるいは県民の方々の意見をいろんなチャンネルで聞きながら、行政に当たっていきたいというふうに思っているところであります。

 

 それから今年は、私の方は来週、国の予算編成が終盤になりますので、最終決定の直前にもさらに必要な要望等を伝えるために来週上京いたします。

 

■質疑応答

 

○毎日新聞

 来週の要望ですけど、項目としては、具体的にはどんなことでしょうか。

 

○溝口知事

 一つはやはり地方財政対策ですね。政府・与党において、いわば暫定的な措置として法人事業税の2分の1を再分配すると、人口だとか面積だとか財政力の弱いところを中心に分配するということがありますし、それから地方財政、それは新しい付加的な部分ですけども、根っこにある地方の一般財源がふえるように確保されなきゃいけませんから、これをきちっと確保する必要があるといったことが大きな課題でありますし、あるいは道路整備ですね、道路の10カ年計画、中期計画ができましたし、その中で特定財源制度も大筋は維持をされるということになったわけでありますけども、島根県といえば山陰道の早期完成、松江尾道線のやはり早期完成といったことをよくお願いをする必要がありますし、それから道路の関係でいえば、地方に対しまして、臨時特例交付金というのがあるわけですけども、それが揮発油税の今、4分の1が地方の財源として回されていますけども、それをさらに拡大をすると。道路整備が遅れている地方団体に多く回るような配分をしてもらいたいといったようなこと。それから農業の関係ですね、農業あるいは森林の関係、それから石油価格高騰に伴ういろんな問題、そういったものを要請していくということがあります。

 

○日本経済新聞

 今も触れられましたけども、原油高の影響ですけれども、ガソリン、灯油が高騰しているということで、都市部に比べて、いわゆる公共交通機関が少ない島根にとって、非常に車への依存度は高いと思うんですね。それから灯油についても東京あたりに比べれば消費量が多いと思うんですけれども、こういった負担増の問題を知事、どういうふうに認識されているのか、それからまた対応策をどんなふうに検討されていくおつもりなのか、お願いします。

 

○溝口知事

 大きな問題でありますので、やはり国において可能な対策をしっかり考えていただくということが大事なことですね。県として対応すべき点をよく検討していくということでありますね。

 

○日本経済新聞

 ほかの県ですと、例えば企業に緊急融資も、県も支援という形でするような動きもあるんですけれども、そのあたりはいかがですか。

 

○溝口知事

 具体的な対応等につきましては、いろんな要望もありますから、そういうものをよく検討して、その上で考えていきたいと思いますけど。

 

○山陰中央新報

 今の要望があるので検討していきたいというのは......。

 

○溝口知事

 まだ、やはり国の対応というものをよく見ませんといけませんから。

 

○山陰中央新報

 それは独自で、県でもということを検討する用意があるというふうなことですか。

 

○溝口知事

 いや、そういう具体的なとこまでは、今言える状況じゃありませんね。それはやっぱり財政全体の中で可能かどうかということを見なければいけないわけですから。

 


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