１２月（第１回）定例記者会見（１２月１４日） 

質問事項

７．知夫村におけるタヌキの捕獲について

○山陰中央新報

　この間、知夫村でタヌキが増えて、観光資源としていたんだけれども駆除の対象にするというふうな話が出ていたんですけれども、動物、何か団体の方からのいろんな意見もあるようで、鳥獣保護法で市町村に権限があるということなんですけれども、知事の御見解について、もしありましたら。

○溝口知事

　今おっしゃったような動きがありまして、知夫村にもいろんな電話だとかが来ておりますし、県の担当部にも話が来ております。それで、私どもも鳥獣保護というのは環境省が所管をしてますから、環境省に聞きましたら、有害、捕獲された鳥獣の処分の仕方については法律上は規定がないようですね。したがって、法律上の問題としてはないんだけども、現実に動物愛護の方々からいろんな御意見もあるわけですから、そういうものをどう考えるかという問題になりますけども、抗議の内容の中で、タヌキが知夫村に持ってこられたり、それから観光の一つの手段なんかにも使われたわけで、そういうところからの御意見もあるようでありますから、やはり知夫村の方でよく御検討する必要があると思いますが、我々の方も環境省の方にどういう対応が可能なのかとか、お聞きをしたりして、そういうことを知夫村にお話をしたりしております。行政のコストの問題もあるでしょうし、そういう問題がうまく解決できるのか、さらに検討していただいていると。我々の方もいい知恵がないか検討もするようにしておりますけども、そんな状況ですね。非常に難しい問題ですね。