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11月(第2回)定例記者会見(11月27日) 

質問事項

1.道路整備の中期計画について

 

○山陰中央新報

 先日、国交省から道路整備の中期計画の素案が発表されまして、県内の山陰道はほぼ現行どおり進める方針ということだったんですが、そのとおりいけばいくほど、県にも応分の事業費の負担というのがかかってくると思うんですけれども、財政状況が厳しい中で、どういうふうな位置づけでやっていかれるのかというのを改めてお聞きしたいんですが。

 

○溝口知事

 それは県の予算全体の中で考えていかなければなりませんね。優先課題であることは間違いないわけでありまして、県の財政の大きな枠組みの中で支障なくやれるようなことを考えていくということですね。そういう意味で、道路財源の確保、特に暫定税率の維持、特定財源の維持、これは国に対してしっかりと要望していかなきゃいけませんし、さらに配分ですね、道路財源も地方に対する交付金として回される部分がありまして、そういう配分について、今度は地方団体間で道路整備のおくれている地方部といいますか、そういうところへの配分に配慮していくように求めていくという全体の話と中の配分の話がありますね。

 

○山陰中央新報

 整備手法について、3県の知事で新直轄を求める要望書も出されたと思うんですけれども、新たな手法とか、そういうのを提案されていく考えはありますか。

 

○溝口知事

 まだそこはこれからですね。やはりまず全体の道路財源を確保し、中期計画をできるだけ素案のまま政府として決定をし、そういうことをやって、それが確定して次のステップを、またおっしゃるような点も含め、考え、提案もしていかなきゃいかんと思いますけども。

 

○山陰中央新報

 あともう1点、素案の中で、点検した中で4車線を2車線にするとかなり事業費のコストダウンが図れたりとかする中で、地域の創意工夫を求めていると思うんですけれども、県としてどういったような工夫、みずから何か提案していくことが必要なんだろうなと思うんですけれども、例えばすべて2車線でまず通すことが必要だということで、すべて2車線で通すとか、そういったところはどのようにお考えなんでしょうか。

 

○溝口知事

 今の山陰高速道、できてる部分も2車線でやってるわけでして、もともとは4車線ということなんでしょうが、それはそういう現実的な対応はしていかなきゃいけませんね。

 それから、益田以西は4車線でやるとベネフィットに対してコストの方が大きくなりますから、比率が非常に小さくなるんで、2車線でやるべき、やった方がいいというのは国交省の案でありますけども、そこは2車線にすればコストが当然低くなりますから、コスト・ベネフィットで見れば数値が上がるわけでして、そうすると、やはりやる価値があるということで認められたわけでありまして、それはそれで現実的な対応じゃないかと思いますね。だから、工夫というか、今まで既に現実的なそういう対応をしてますから、そういう対応を引き続きやっていく必要があるだろうと思いますね。

 

○山陰中央新報

 4車線の計画のところを暫定2車線でという、その方が現実的な対応ということですね。

 

○溝口知事

 ですね。

 

○山陰中央新報

 最初から完全2車線でいって、もっとコストを下げるんではなくて。

 

○溝口知事

 そこはほとんど2車線に近いような形になってると思いますよ、ちょっと詳細は私もチェックをしないといけませんけども。

○山陰中央テレビ

 関連して道路財源の話なんですが、知事、これまでも活発的に活動なさってらっしゃると思うんですが、これから年末に向けて、今はちょっと暫定税率の維持がどうなるかということが非常に焦点になっているんですけれども、年末に向けてもう一つ、こういうふうな活動をしていこうと思ってらっしゃること、ありますでしょうか。

 

○溝口知事

 また12月になりましたら東京へ出まして、いろんなところに働きかけをするということも計画中であります。ただ、状況を見ると、構図は割とはっきりしてるわけでして、多くの地方公共団体は道路財源の確保ということを一致して要望してますね。他方で大都市部でも道路整備が要らなくなったわけじゃないですけども、例えば交通の渋滞、混雑を解消するようなことに事業を振り向けるべきだとか、そういうところも重点にすべきだというような主張をしてますけども、全般として道路の特定財源の制度について大方の理解はあるんだろうと思いますけども、しかし、そうでない意見の方もあるといった状況じゃないですかね。だから、いずれにしても今の仕組みが大きく変更になることは困るということは大体一致した意見じゃないかと思います。ただ、政治の場では一般財源にすべきだという意見の方々もおられますし、あるいは一部をすべきだという方々もおられるんで、これから調整がさらに行われていくということでありますが、つまりそういう調整の場に移ってきているというふうに見ておりますけどね。そういう調整がうまくいくように、我々は引き続き道路特定財源の確保等について訴えていくということをやりたいということであります。

 

○山陰中央テレビ

 となると、今の仕組みが異なることはなくという状況で今年は一段落するんじゃないかという知事の......。

 

○溝口知事

 いや、税制に絡む問題ですよね。税制については大きな枠組みのところで必ずしも与野党間で一致した考えができているわけじゃありませんから、そういう調整が政治の場でどう進められるか、よく注視をしていかないといけないと思っておりますけど。

 


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