１１月（第１回）定例記者会見（１１月９日） 

質問事項

３．大橋川改修事業について

 

○山陰中央テレビ

　大橋川の改修事業で、一部住民から代替案が出て、ちょっと対立してると思うんですが、知事は今後、どういうふうに県として解決を図っていこうとお考えですか。

 

○溝口知事

　改修の問題に関連いたしまして、代替案というのが出されておって、それについて県の考え方、あるいは国の考え方はどうかというお話がありまして、そういうものについての比較検討結果を公表、きょうしたわけですね。たしか今、既に松江市の方に、議会の方に説明をしてると思いますけども、そういう形で説明をしたわけですね。

 

　内容は、もう私は事前に聞いておりますけども、調査の結果では、島根半島に宍道湖から水を流すというのが代替案ですけども、非常に長い大きなトンネルを３本とか、非常に多くの水量を流す工事をしなければならないといったこと、しかし、それがあっても市街地の今の状況からすると、水量が多くなったような場合には、やはり水害が起こる可能性が高いので、そのために大橋川の改修もやらなきゃいかんと。２つやらなきゃいかんということが代替案ではなるという研究検討結果であったわけでありまして、そうすると、コストも全体としてみれば多くかかるといったのが検討結果でありまして、そういう意味では、やはり大橋川の改修ということで進めたいというのが私どもの考えであり、国の直轄で行うわけですけども、国もそういう考えでありますね。

 

　いずれにしましても、大橋川の改修に向けましては、松江の地元の市民の方々、あるいは実際に工事で影響を受ける方々の意見などもよくお聞きしながら、具体的にどう進めるかということについてよく相談を、国の整備事務所、それから県の土木部、一緒になってよく話をするように、私からも指示をしております。具体的な考え、提案等に基づきながら、さらに議論をし、松江市ともよく連絡をとってやっていきたいというふうに考えております。