11月(第1回)定例記者会見(11月9日)
質問事項
2.原子力部門の松江市移転について
○日本経済新聞
中電が来年、松江市に原発部門の一部を移転する計画が明らかになって、きょうの午後ですか、正式な申し入れがあろうかと思うんですが、知事としては、まずどう受けとめてらっしゃいますでしょうか。
○溝口知事
この問題は、松浦松江市長さんが提起をされて、島根県の方もそういう考えに賛同しますと、同じ考えですということでありましたが、最初に提案された松江市と中国電力の間でいろんな協議が行われてきて、今回まとまったということでありまして、私どもも途中の経過等については松江市からも中国電力からもお聞きしておりますけども、一つの進展があったということで、私どもも評価をしているわけであります。
これまで幾つかのところに報道、広報部とか、あるいは原発がある地域との協働をどう進めるかとか、いろんな仕事はそれぞれのところでしておられたわけでありますけども、それを島根原子力本部というのを設けて、そこで集中して行うと同時に、そのファンクションを今回少し強化をして、そのための増員も行うと。それから本部長は島根原子力本部長として常駐をすると。もちろん原子力全体の仕事も続けられるわけですけども、そういう体制ができたわけで、一定の進展があって、これは地元松江市、それから島根県にとってもいいことだと思います。
○中国新聞
関連してですが、地域としては正直中途半端な形での移転という受けとめの方が強いと思うんですけども、これに関しては、これ、でも先ほどの知事の評価、一定に進展したということで評価しているということでありますが、県としては今回の内容で、もう十分であったというふうに御判断されてますでしょうか。
○溝口知事
まだそういうとこまで行きませんね。とりあえず聞いておりますのは、先ほど申し上げましたように、地域との協働の活動、あるいは報道広報等々で、現在33人ぐらいおられるわけですけども、それを5名ぐらい増強すると、この機会にですね。それから担当常務も常駐をされるということで、そういう意味では自主的な進展があったと、それは評価しますと。しかし、そういう体制で十分なのかどうかというのは、やはり実態をよく見ていかなきゃいかんと思いますね。
○中国新聞
まだ十分ではないというお考えですか。
○溝口知事
いや、そこはまだ評価をこれからしていくということでありますけども、進展があったということは事実ですから、そこは評価をしますけども、引き続き島根原発の安全性確保、あるいは地域との協力等の観点から、この活動を十分、よく注視をしていきたいというふうに考えておりますけど。
○山陰中央新報
そういう言い方ですと、今後、そういった状況を見ながら、さらに強化ということを求めていくということもあり得るというふうに受けとめ......。
○溝口知事
それはありますね。
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