10月(第2回)定例記者会見(10月26日)
首都圏島根県観光情報説明会及び島根県企業立地セミナーIN東京について
■知事コメント
発表事項が幾つかありますけれども、今週の初めから東京へ行っておりまして、いろんな行事がありましたので、きのう帰ってまいりました。
一つは、前から申し上げていますけども、産業の振興をこれからやっていかなければならないということで、月曜に、東京のホテルで観光関係の説明会を開きました。それは先週ですね。それから今週は月曜に、15日に観光関係の説明会をやりまして、それから22日に今度は島根県への企業立地のセミナーということで、ITのソフトウエア関係の会合をやはりホテルで開きまして、その概要をちょっとお話ししておきますと、観光情報の説明会は、東京の旅行を企画する会社ですね、JTBでありますとか近畿日本ツーリストでありますとか日本旅行とか、大手の旅行会社の方々、もちろん中小の旅行会社もありますが、105名来ていただきました。それから空路、それから陸路の運輸会社ですね、JRとかJALとかANAとか、あるいは客船を出しておられる商船三井船舶とか、そういうところで40数名お招きし、それから我々が説明をします島根の魅力について報道なり雑誌で説明してくださる人が必要なわけでありまして、報道・出版関係で87名ぐらいお呼びし、さらに国際観光振興機構、昔のJNTOといいましたかね、そういう観光機関など約260名ぐらい集まっていただきまして、石見銀山の周辺の観光でありますとか出雲路の観光、あるいは隠岐の観光等々についてプレゼンテーションをしたわけであります。
当日参加した方々からは、アクアスのバブリングとか、TBSの連続ドラマで「砂時計」というのが4月から6月、ドラマが放映されて、そのロケ地などの場所も説明したわけですが、石見銀山の周辺にもいろいろ魅力的な観光地がありますねといったような意見といいますか、感想なんかも後のアンケート用紙に書かれておりましたし、それからこういう形で映像なども使いながら説明していただくと大変役に立つという話がありましたし、出版社の方々も旅行系の雑誌などにも大いにPRに使える材料ができたというような話がありました。引き続き県内からも各市町村で観光協会の方、自治体の方、あるいはホテル、観光をやっておられる方々も参加されて、懇親会でもそういう会話があったということです。
それから、企業立地セミナーは、企業立地セミナーIN東京という名前でありましたけれども、首都圏のソフト系のIT企業を対象としまして102社、160名の関係企業の方が出てまいりまして、私自身も島根県がソフト系のIT企業の誘致に積極的に取り組むこととしておりますし、これからソフト系の企業、産業の性格に着目した支援も考えたいと。ああいう産業は設備投資というのは余りなくて、人を雇用して、あるいは大都市との連絡の通信費でありますとか運輸、交通の関係の費用なんかがかかるわけでありまして、あるいは家賃なんかがかかるというようなことで、そういう面での支援を説明いたしたりしましたし、松江の市長さんも今、やはりソフトビジネスをこの地に誘致するということで一生懸命でありますが、市長さんもみずから松江のよさなどを説明しておられまして、好評だったと思います。
それから、特に松江では、最近非常に注目をされていますプログラミング言語Rubyの開発者が松江に住んでおられまして、まつもとゆきひろさんですけども、彼自身にもRubyの将来、それから現状について説明をしていただきまして、非常に関心が高かったですね。早くRubyという新しいプログラミング言語を使ってソフトウエアが自由にできる人を育てる、そういう人がいるところに人が集まるということでありまして、みんな競争をしているわけでございます。そういう意味で、開発者自身がこの地に住んでおられるというのは大きな強みではないかというようなことを説明し、それから、もう一つは県の産業技術センターから、県が今、新産業創出のプロジェクトの一つとして取り組んでおりますバーチャルリアリティーの技術開発プロジェクトについて説明をいたしました。これも非常に、こんな高度なことが島根で行われているのかと、それからそういう技術を民間の企業と、いわばさらに共同開発して、特定の新しい技術を開発するとか、そういうことも紹介をしまして、大いに関心がありました。
参加者のアンケート結果なんかを見ますと、魅力のある企業立地優遇策を初めとする具体的な取り組みの話題を提供してもらい島根への関心が高まったとか、あるいは島根のことはほとんど知らなかったけれども、興味が出てきたので、ぜひ一度島根を見てみたいということとか、バーチャルリアリティーの技術開発の先進的な取り組みには非常にインプレスされたといったような意見もありまして、私どもはセミナーに参加した人々に、ぜひ一回島根に来て、見てくださいと、どういう環境で、あるいは住居費なんかが安いとか、いろんな説明もしましたが、環境、現場を見たり、あるいは学校、教育施設もいいということを説明したりしましたが、高等教育、あるいは高等学校、あるいはレジャー、文化、それから昔の遺跡、それから自然等々を見れば、非常によくわかるんじゃないかというような説明をいたしまして、引き続きこういうことをやっていきたいと思っているわけです。
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