１０月（第２回）定例記者会見（１０月２６日） 

質問事項

１．職員の再就職に関する制度の見直しについて

○ＮＨＫ

　県職員の方の再就職について、管理職以上の方で氏名や就職先を公表される指針を今月、取りまとめられたということなんですけれども、その氏名や就職先を公表されることについての意義というものを改めてお聞かせいただきたいんですが。

○溝口知事

　この問題は、昨年ぐらいからですか、各地でいろんな談合問題なんかが出まして、全国の知事会などでもそういうものにどう対応するかといったようなことで、例えば昨年の暮れ、公共調達改革に関する指針というのを知事会なんかが出されておりまして、それから国の方はそれより先に国家公務員法の改正ということで再就職についての規制を強化するような動きがあるわけでありまして、地方もそういうものをタイムリーにやっていこうという動きが既にあったということが一つ。

　それから、その過程で、昨年度の２月６日の澄田知事のここでの定例会見のときにも、大体こういうことを言っておられます。関連企業への再就職についても一定の制限を設け、公正で透明性の高い仕組みとする方向で、平成１９年度末に退職する者から適用できるように早急に検討するということを言っておられまして、そのことを受けて県庁の中で検討が進められておりまして、最近その内容が大体固まりましたので、それをお話をしたということでありますが、実際の１９年度末の退職者から適用するということで、実際の公表の時期は５月の末ぐらいに今のところはなるだろうと見ておりますけども、そんなことであります。

○ＮＨＫ

　その氏名とか、そういったところまで公開するというのは、今の段階ではかなり進んでいるというか、あんまり例がないというふうにお伺いしていますが、そこまでやられることについての考え方というか、そのあたりはいかがでしょうか。

○溝口知事

　やはりこういう問題について各地でいろんな問題も起こって、そういうものの透明性を確保するということが大事だという考え方が確立をしてきておるわけですね。そういうものに対応した措置だというふうに私どもは考えております。