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10月(第1回)定例記者会見(10月12日) 

質問事項

4.石見銀山遺跡について

 

○島根日日新聞

 石見銀山関連のことでお伺いしたいんですけども、今、大田市議会の市名問題検討特別委員会というところで、大田市の市名の変更が議論されていますけども、知事の地名の変更の是非を含めて、考えをお聞かせください。

 

○溝口知事

 それは、やはり大田市の市民の方々がどちらを選考されるのか、よく議論もされ、適切な道を選ばれるということを県としても望んでおるというところでありますね。私どもは、こうすべきだとか、こうすべきでないというようなことを言うのは適当でない、これはやはり地元の皆さんがどうお考えになるかということで、市当局、市議会がお決めになる必要があると思いますね。

 

○島根日日新聞

 地名を一つの文化財と考えると、地名を安易に変えることがユネスコの文化財保護の観点からも逸脱するのじゃないかなとも考えるんですけども、個人的な考えでよろしいんですけども......。

 

○溝口知事

 そこはどうですかね、地名と遺跡の名前というのは別に......。

 

○島根日日新聞

 まあ、あれは遺跡ですので......。

 

○溝口知事

 ですわね、たしかうろ覚えで申しわけないですが、広島の宮島もあれ、合併して宮島町がたしか何町かになっておりましたね。合併した、たしか市の名前になりましたけども、そこら辺はそれぞれの、世界遺産の登録された遺跡のある住民の方々、あるいはその議会の方々、市の当局等がよく御相談してお決めになる必要があると思いますね。

 

○日本経済新聞

 関連してですけども、世界遺産登録で7月以降、観光客が大森地区だけじゃなくて玉造あるいは出雲に至っても非常に急増しているわけですけども、いわゆる経済波及効果ですね、このあたりの現状認識ですとか、あるいは今後の見通しなり課題、この辺についてはどのように見ていらっしゃいますか。

 

○溝口知事

 おっしゃったように、大森銀山の周辺、例えば温泉津温泉ですとか、あるいは玉造温泉でありますとか、あるいは松江市もそうですね、石見銀山に影響されている部分もあるでしょうし、そうでない部分もあるでしょうが、全般的に観光客がふえておるわけでありまして、いずれにしても石見銀山の大森の町で快適に遺産を見学し、快適に過ごされるということ、それから遺跡などがよくわかるということが大事でして、そういうためのガイダンス施設の整備でありますとか、あるいは交通の関連した整備、これからも大田市と一緒に県もやっていきたいというふうに思っております。

 


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