9月(第2回)定例記者会見(9月21日)
質問事項
6.大橋川改修事業について
○山陰中央テレビ
個別事業で申しわけないんですが、大橋川改修事業で、松浦市長が先日の市議会で、移転補償を求めていくというふうなことをおっしゃっていらっしゃるんですが、知事はこの意見をまず支持されるのかどうかという、そこの辺。
○溝口知事
こうした問題は、長年あるんだろうと思うんですけども、各地で、公共工事に伴う補償の問題というのは。ただ、長年のそういう事案とか経験を積んで一定の枠組みはできておりますからね、可能であればそういうことを求めていく必要もあると思います。他方で、そういう問題がなるべく円滑に解決されるよう、例えば工事期間中の影響を低減するような工夫とか、あるいは工事期間の短縮ができないかとか、そういった具体策を国とか県、市が一緒になって検討していく、これも大事な要素じゃないかと思いますね。というのが私の考えです。
○山陰中央テレビ
ということは、ちょっとそれは難しいんじゃないかという。
○溝口知事
いや、それは我々も住民の方の要望があるわけですから、国にも伝えて要請していきますけども、それと並行して、影響を軽減するようなことも具体的に考えていくということも必要じゃないかということですね。
○山陰中央テレビ
松浦市長の考えは、県としても十分理解できるということなんですか、それとも知事自身、ちょっとそれは厳しいかなという見方、どちらなんでしょうか。
○溝口知事
要請の内容としては理解できますね。
○山陰中央テレビ
ただ、実現性はやはりというところ。
○溝口知事
いや、それはやはり、国との話をやっていく必要がありますね。私どもも国に対してそういう要望を伝えたりはいたします。
○山陰中央テレビ
あと、根本的なことで申しわけないんですが、基本的に知事自身、大橋川改修は現計画でやりたいというふうにお思いですか。
○溝口知事
現計画。
○山陰中央テレビ
はい。今、国交省が示していらっしゃる計画でやっていきたいというお考えなんでしょうか。
○溝口知事
今のところ、それにかわる案が現実的なものとしてはないように思いますけどもね。いずれにしましても、国交省の大橋川を改修するという、拡幅するという案でまちづくり、あるいはそうしたいろんな影響をどういうふうにしたら改修できるか、そういう検討は行われておりますしね。当面はそうしたまちづくりの計画、住民の方の意見等をよくお聞きしながら対応していくということじゃないでしょうか。まだ具体的な案のところまで行っておりませんですわね。特にまちづくりとの関連について、こういう形にしようとかというところまでは議論が出ておりませんね。
○山陰中央テレビ
一部、自治会長さん方から代替案を検討しろというふうな話があると思うんですが、知事も恐らく接触されていろいろお話しされたと思うんですけれども、ちょっと代替案は今の現段階では難しいというお考えですか。
○溝口知事
私が難しいというよりも、そこはやはりいろんな意見も、議論もあるでしょうからね、工事を計画し、実行する国交省、それから県、それから地元市、それから地元の市民の方々の意見をよく聞きながら、意見を集約していくということじゃないでしょうか。まずそのプロセスにあるというふうに私は見ておりますけどね。
○山陰中央テレビ
その意見集約の中で、じゃあ代替案を採用する可能性もなきにしもあらずということですか。それとも根本的に大橋川を拡幅してやるということにも、それは変わらずに、ちょっとディテールを変えていく...。
○溝口知事
いや、代替案なんかもいろいろ出たりしていますわね、それはやはり専門的な見地から、国交省などもたしか検討といいますか、フィージビリティーを見られたりしたと聞いておりますけども、だからそれは今後もいろんな意見はあるでしょう、それはやっぱり専門的な観点から、そういう案でいいのかどうか、当然チェックをしていかなきゃいけませんね。
○山陰中央テレビ
じゃあ、現計画からは見直しもあり得るということですか。
○溝口知事
そういう意味では、確定していないということですから、まだ一つの案で、もうこれで決まって、こういう形、こういう形というところまでは行っていないわけです。それを今、このまちづくりの基本計画をつくる過程でやっておられるというふうに理解していますけどね。
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