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8月(第1回)定例記者会見(8月9日)

石見銀山ゆかりの丁銀の購入について


■知事コメント

丁銀を披露する溝口知事

 

 きょうは石見銀山ゆかりの丁銀の購入を県がいたしまして、その現物がここにありますので、ちょっと御披露いたします。

 こういう丁銀ですけれどもね、島根県は3つ、今まで買っているんですね。今まで買っている3つは、一つは御取納丁銀といって、1560年ぐらいに、その当時の天皇の即位がありまして、それにお祝いということで、当時石見銀山が持っていた丁銀を出したのと、それから、その他文禄の役とか、そういう記念にしたものが3つあるんですけども、今回のやつはそういう刻印がない、要するに一般に流通をしていた丁銀でありまして、そういう意味で価値のあるということでありまして、こういう石見丁銀などが市場に出るような場合には、こちらにも貨幣商の方などから連絡をいただくことになっていて、実際に流通をしていたということで、価値があるということで購入を決定したものです。

 資料をお配りしておりますけれども、金額は税込みで583万円でありますが、島根県は美術品等購入取得基金というのを有しておりまして、その資金を使って購入をしたということです。

 それで、ちょうど今、県立古代出雲歴史博物館で石見銀山展をやっていますから、そこに陳列しまして、8月11日土曜から一般公開をするということになっております。鋳造した丁銀が冷えるときに外側から冷えていくので、真ん中の方にくぼみができるらしいんですけれども、そのくぼみがちゃんと残っておって、そういう意味で実際のその当時使われていた銀だということがわかるというようなことらしいです。

 大体当時は、多分萩の、出土したのが昭和49年に山口県の阿東町ということでありまして、当時は毛利氏が石見銀山を保有をしておって、防長地域を中心にこういう銀が流通していたようでありまして、毛利博物館にも類例のものがあるというようなことであります。

 

資料(外部サイト)石見銀山ゆかりの丁銀

 

■質疑応答

 

○山陰中央新報

 丁銀なんですけど、今、4つ目になったんですが、ここまではそろえたいという、何か目安がありますか。

 

○溝口知事

 今、格別そういう目安を持っているわけじゃありませんけども、3つの丁銀は刻印がされた、いろんな、そういう用途に使われたものですけども、今回のやつは一般の流通に使われたということでありまして、そういう意味では両方のカテゴリーの丁銀がそろったわけでありますけども、今後、どういう資料的に価値のあるものが出てくるかどうか、そういうものを見ながら決めていくということじゃないかと思いますけども。格別そういう意味で何枚まで収集しようとか、そういう計画を持っているわけじゃありませんね。

 

○山陰中央新報

 いいのがあれば、これからも収集すると。

 

○溝口知事

 ですし、地元の大田市の方でもやられておりますからね、そういう関係も見ながら考えていくということではないかと思います。4枚、違うものがそろったということではあると思いますけどね。

 


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