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7月(第1回)定例記者会見(7月10日) 

質問事項

2.大橋川改修事業について

 

○山陰中央新報

 最近、また雨も降っておるんですけども、昨年の水害があってから1年経るわけですけれども、大橋川の改修事業について、地元から改めて異論といいますか、慎重を求める声というのが出てきておりますけれども、今の時点で知事がかわられたということを踏まえて、大橋川改修事業に対する県のスタンスというのに何か変化があるのか、現時点での知事のお考えというのがもしあれば、お伺いしたいんですけれども。

 

○溝口知事

 基本的なスタンス、全く変更ありませんね。やはり大橋川改修問題というのは、上流のダム、中流の分水、それから下流における宍道湖・中海を通じた調整、その3つをもとに推進されてきておりまして、そういう枠組みについては何ら変更はないわけですが、だんだん大橋川改修という問題が現実の問題としてなりつつありますから、そういう面において、もちろん反対の意見の人もおありになるのは当然であります、いろんな影響があるわけですから。他方で、松江の治水、水害から解放されるといったみんなにとって大事な課題でもありますから、やはり松江市、それから県も住民の方々との話し合い、あるいは住民の方の意見をよく聞いたりし、さらによく説明をしていくということが大事じゃないかと思いますね。時々感ずるんですけれども、具体的にどういう改修になるのかというところが、まだ十分わからないところもあるわけですけども、国の当局の方は、松江の景観ということにも十分配慮してやるということを繰り返しておられるわけでありまして、そういうものを示すような資料もできてきておりますから、そういうものをよくわかりやすく説明していくということも大事な仕事でありますし、そういうことがますます大事な時期になってきているというふうに私は見ておりますけれども。

 

○山陰中央新報

 大きくいえばダムの方も平成20年代前半には完成をしますし、そういう意味での大橋川事業、大事な時期にというのは、ある程度タイムリミットとまでは言いませんけれども、ある意味では時間的な制約を受けるものというふうに考えるのが自然かなあとも思うんですけども、その辺はどういうふうにお考えですか。

 

○溝口知事

 そうですね、それは今、直轄事業で上流も中流も行われ、下流もそういうことになっていくわけでしょうから、予算的な制約というのが関係するわけですよね。当座はダムの建設の方に、中国5県の中でも河川に対する直轄事業の予算の規模というのはそう膨れるわけじゃありませんから、そのどんぶりの中でやっていくわけですから、ダムの事業の方が進んでいる間は、ほかはおくれるというか、進まないわけでして、ダムが済み、中流の分水が済みますと、今度は下流の工事の進行が可能になるわけですから、そういう工事等を見渡して、ほかの工事の進捗を見渡していきますと、だんだん大橋川改修の問題も現実の問題になりつつあるというようなことじゃないでしょうか。だから、若干まだ時間がありますから、その時間を活用して、住民の方の御理解を得る、そのための説明を、わかりやすい説明をしていく、改修の仕方について住民の方々の意見をよく聞くといったことが大事なんじゃないでしょうかね。そういう点は中国整備局も心得ておられる感じが、私は持ってますけれどもね、整備局の局長、あるいはこの地の国の事務所の人などの話を聞きましても、彼らもやっていこうというふうな体制にあると思っております。

 


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