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6月(第1回)定例記者会見(6月6日)

今後1週間の予定について


■知事コメント

 

 今後1週間に予定されておりますいろんな行事がございまして、主要なものをお話しいたしますと、本日、「島根県雇用対策推進会議」という、民間の方々に委員になっていただく会議を設置をいたしました。設置の趣旨は、県内の誘致企業など人材確保や県内の企業の人材育成、若年者の県内定着等、雇用関係の諸問題に対して方策を検討し、対応するものであります。委員の名簿は、その次のページにお配りしておりますが、産業界、経済団体、教育機関、学識経験者、労働団体、関係行政機関等々でございます。今後のスケジュールといたしましては、6月から10月の間に3回程度開催いたしまして、10月ごろには総合的な雇用対策の方針を策定するということになっております。第1回目の会合は6月12日、12時45分から15時の間、島根県民会館で開く予定でございます。第1回目の会合は私も出まして、この問題の重要性を訴え、私どもの推進会議にお願いする意図等を説明したいというふうに思っております。

 それから、あすは隠岐に参りまして、隠岐の海士町で「全国離島振興協議会の通常総会」がございます。そこに出席をして、全国から離島関係者がお集まりでありますので、離島関係の対策の強化などについてお願いをしたい、訴えていきたいということであります。

 それから、隠岐に参りまして、「どこでもふれあい懇談会」というのを、海士町におきましては、あそこに高度な冷凍技術を用いまして、農林水産物を旬のままで全国に送り出す農林水産物処理加工施設がございます。ふるさと海士の社員等といった、株式会社でありますが、Iターンの方々もおられ、そういう方々と意見交換をする。それからイワガキの共同作業施設に参りまして、そこでもお話をするということになっています。それから潮風ファーム、これは海士町で隠岐牛の飼育をやっておられる方でありまして、建設業から畜産業に進出をされたということでありまして、この方々とも意見交換をしたいと思っています。翌8日には島後の方に渡りまして、隠岐病院に参りまして先生方から隠岐の医療の問題、それからそこでお働きになっておられる看護師さんなどと意見交換をしようと思っています。それから同じ日でありますが、小田材木団地に参りまして、そこでは隠岐島が特産の杉材を県外に移出をしておりますけれども、その出荷の状況を見させていただきまして、その後、懇談をしようということであります。

 それから、6月9日でありますが、隠岐から大阪市、大阪の方へ飛行機で飛びまして、ちょうど今、県の特産品の出荷の時期でありまして、大阪の中央卸売市場におきまして、そこの卸の方々に対しまして、島根県のJAの方々と一緒になりまして「島根の特産品の宣伝活動」をしたいというふうに思っております。その後、コープこうべ、神戸市にあります生協でありますけれども、そこでも島根のフェアが企画をされておりまして、やはり宣伝活動を私も一緒にやってまいりたいと思っております。

 それから10日、日曜が「中海・宍道湖一斉清掃」でございます。その点は先ほど申し上げたとおりであります。

 それから月曜、11日は第1回目の「産業活性化戦略会議」を開催することにいたしております。

 それから、翌12日は「改革推進会議」の第1回目の会合を開く予定にしております。

 それから、6月13日は議会が始まるわけでございますが、議案関係はおくといたしまして、県庁内で若手職員の提案による活動を既に始めておりますが、政策提案を行う「若手職員との会合」を開くといったようなことを予定しております。

 これが今後1週間の主要な予定でございます。

 

■質疑応答

 

○山陰中央新報

 雇用対策なんですけど、新しい会議を設置されましたが、似たような目的のものはひょっとしたら過去などにも同じような枠組みであったかもしれないんですが、なぜこれを今のタイミングで、要は誘致企業をめぐる側面を中心にして、今、過去に比べてずっと深刻な状況というのか生まれているのかなと思っておりまして、どのように県内の雇用情勢を見ておられて、知事自身はどこに今問題があって、どういう処方せんが必要だと考えておられるのか、その辺をちょっとお尋ねしたいと思います。

 

○溝口知事

 雇用の会議の関係ですね。これは短期的な話、それからやや中期的な話、両方あると思うんですけども、直近というか、短い話としては、やはり県外の方で経済の拡大が早くて、したがって日本全体としてみれば雇用の増加もかなり進んでおって、求人の計画などもそういう雇用がひっ迫している企業ほど早くつくって、つくりやすいわけですね。それで県外の中で、島根にも雇用の求人が早く来るわけですね。県内の方は必ずしも中小企業の方々、事業の拡大をどうするかというのは、まだいろいろ考えなきゃいかん要素があったりして求人の活動がやや遅れ気味になったりするわけでありまして、雇用全体は増える状況にありますけども、県内企業も早目に対応しないと、よい人材の方が先に県外企業との間で話が進みますから、求人の手続は早目にしてくださいといった問題が短期的な問題としてはありますね。

 それから、これも今の話と関連するんですけども、雇用全体は島根も増えているわけですね。新規の高校卒業者などの雇用の機会増えているんですが、やはり県外の事業の拡大、経済の拡大が早いですから、県内就職率が徐々にですけど若干下がっておりますね。そういう意味で、県内の就職を増やすようなことを考えなきゃいかんわけでありまして、これは雇用だけじゃなくて、その背後にある産業の活性化とも関連をするわけですけれども、それは産業活性化会議の方で検討していきますが、そういう問題があるということですね。

 そういう意味で、県内におきましても既に進出している誘致企業などの雇用はかなり拡大する動きがあるんです。しかし、そこで求める人材と、そういうところで働きたいという希望とが必ずしもマッチをしなくて、求人はあるけども、むしろ雇用を増やしたいという誘致企業、そういうところがなかなか雇用の確保が難しいといった問題も出ておりまして、それは生徒の側、あるいは生徒を送り出す学校の側、あるいは自分の子供さんたちがどこで就職するかといったことに強い関心があり影響をお持ちの家庭の方、あるいは求人をする企業の方、情報が必ずしも十分相互に行き届いていないという面がありますから、そういう情報を共有する、情報がさらに必要なところに行く、そんなようなことをすることによって雇用市場におけるミスマッチといいますか、雇用市場がうまく機能するように対応を考えるというのも今回の雇用推進会議の目的の一つですね。

 

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