5月(第2回)定例記者会見(5月16日)
質問事項
3.島根原子力発電所について
○山陰中央新報
就任されてしばらく施策をされている中で、知事の基本的なスタンスという意味でお伺いしたいんですけども、短く回答していただければと思うんですけど、中国電力のプルサーマル計画が進んでいる中で、データの改ざん問題が取りざたされて、これ、一般の企業であれば非常な事態かなとも思うんですけれども、原発に対する信頼性という意味も含めて、この原発に対応する知事の基本スタンスというのをお伺いしたいです。
○溝口知事
電力会社は、いろんな発電施設の設置、運営に伴う安全性に責任を持っておるわけですね。そういう責任を全うするから地元の人々は了解をして事業が進むわけですから、地元の人々の信頼を損なわないように経営をしていくと、これは最も大事なことであるわけです。それが破られたということは非常に残念でありますし、遺憾なことでありますね。それが一つです。
それからもう一つは、電力会社のそういう経営、あるいは安全管理に対する監督指導は政府、原子力の安全委員会でありますとか経産省のエネルギー庁とかがやっているわけですね。今回の件につきましては、問題のあった電力会社に対して行動計画をちゃんとつくって、そういうことが再発しないようにやりなさいと、行動計画の提出を求めているわけですね。それが21日に中国電力等、報告されると聞いてますから、我々もよくそれを見たいと思いますし、国に対しましても、国の指導、監督というのが第一義の問題ですから、よく監督されるように要請していくということがあります。
それから、3番目には中国電力自体に対して、県は4月の末に調査をして申し入れをしたわけですね。私も知事に就任しまして、松江の支社長に対して、あいさつに来られてそういうことを申しておりますが、21日の報告提出の後、中国電力の社長が行動計画をつくって、その状況について説明に私のところに来られることになっております。そういう機会に私どもとしては行動計画をちゃんと守って、国の指導基準をちゃんと守って安全性に問題が起きないように、再発しないように強く申し入れたいというふうに思っております。
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