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5月(第2回)定例記者会見(5月16日) 

質問事項

2.ふるさと納税について

 

○山陰中央テレビ

 最近議論されてるふるさと納税について、どう思ってらっしゃるのか、考えを聞きたいんですけども。

 

○溝口知事

 技術的にいろいろ検討すべき問題はあると聞いておりますが、私は興味あるアイデアでありますし、今まではできなかったようなことができると、新しい発想に基づいた、そういう動きの一つになれば、いろいろな面でプラスだろうと思います。余り過去の議論からすると、こういうアイデアはあんまり取り上げられなかったんですけれども、こういう伝統的な考えを離れたものが短期間に取り上げられて、これが実現するというようなことになりますと、やはり日本の社会のいろんな考え方を変えていくきっかけの一つのようなものになると思いますね。だから受益者負担とか、そういう、それは大切な考えでありますけども、それだけじゃない、新しい考えで、新しい状況に対応していく。背後にはやはり経済の発展の進んだ地域と、あるいはおくれた地域の格差のような問題があって、いろんな提言がなされているわけですけども、そういう文脈の中でこういうものがされていると。それを実現するというのは、新しい動きに政治が対応するということですよね。

 それから一般論として、今まではやはり寄付なんていうのは、日本はややおくれておったわけですよね。結局寄付控除をすれば、税金でその人の考えを実現するようなことになって、公的な活動としてどうなのかなという議論があったわけで、それが民間の創意工夫を寄附の形で実現するということをやや抑制するようになってきたと私自身思っていますけども、価値が多様化してますし、それからパブリックセクターと民間セクターの境界もまじり合ってきてますから、そういう分野を活発にするということは大事なことじゃないかと思いますね。だから、そういう意味で今の考え方、私は賛成と、どんどんやってもらうと、単に島根県などにいいかもしれないというよりも、もうちょっと広い文脈から考えて、日本の政治なり社会なりの考えがより柔軟になっているという意味で歓迎しております。

 


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