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3月(第2回)定例記者会見(3月26日)

公共土木施設の新たな維持管理について


■知事コメント

 

 公共土木施設の維持、修繕、管理につきまして、昨年、私が松江の県土整備事務所に行きまして県の職員の方々と懇談をしたときに、県民の方々、松江土木整備事務所ですから松江市周辺の方が多いわけですけども、道路の舗装がはがれてるとか、草が生い茂ってるとか、いろんな苦情が多いというのがなかなか大変なんですという話を聞きまして、もう少し本庁の土木部ともよく相談をして対応を考えてくださいということをお話をしておきましたが、その結果、土木部におきましてこういう問題を検討するワーキンググループというのをつくりまして、どうしたらいいかというのを検討して、その結果が今週、私のところに報告がありまして、それで新しい仕組みをつくっていこうということになったわけです。

 

 年間、県民の方のこういう問題に対する御意見なりが大体2,500件ぐらいありまして、松江県土整備事務所には1,000件ぐらいがそのうちあるようでありまして、多いのは、ここにありますように舗装の劣化、アスファルトがめくれるとか、あるいは街路樹の剪定がおくれてるとか、あるいは側溝のふたが問題があるとか、いろんなことがあったわけです。

 

 これまではそういう、事務所の方もいろいろ見回ってはおりましたけども、住民の方の意見を、通報を聞いて対応するということでありましたが、もう少し積極的にそういう情報を集めていこうというふうにしようということが今回の改善の大きな変化でありまして、ここにありますようにモニター制度を拡充するということで、これまでもバスとかタクシーとかトラック協会等、道路をよく利用する人たちにどこか問題箇所があったりするのに気づいたことはありませんかということを通報してもらうということになっておったわけですけども、もうちょっとこっちから出向いていってそういう情報をもらうとか、あるいは土木部の職員も車で通勤をしたりするわけですから、そのときにそういう箇所を見ましたら、すぐに現地にマークをつけたり、それを報告をしたりするということ、それから県民の方々が来られる、いろんな意見も地図の上にプロットしまして、問題のありそうなところを、早くしなきゃいかんところをそういう印をつけることによって早く対応するとかいうような能動的な維持管理体制に移行するということであります。

 

 20年度の予算におきましても、安全・安心ということで道路の維持、修繕、それから橋梁の補強、補修、あるいは河川のそういう問題についても予算の配分をふやしておりますから、そういう予算も積極的に活用して、県民の皆さんがふだんお使いになる道路の状況がよくなるように努力をしていきたいということであります。

 

 もう一つは、道路の維持管理、あるいは河川の管理等につきまして、民間のボランティアの方々にも既にいろんな協力をしていただく体制をとっておりますけども、そういう体制をさらにきめ細かくやっていくと、そのための研究会を設けるということ。あるいは道路の管理などももう少し参加しやすいように、管理する、例えば草刈りでありますと、これまでは500メートルの長さで1,000平米以上、年2回以上草刈りをする、若干の手間賃もお支払いするわけですけども、そういうものを長さを50メートルかつ100平米以上というふうに、参加される方々が小規模でも対応できるような柔軟な体制をしていこうということであります。

 

 また、そういう作業に土木部の職員なども参加をしていこうということでありまして、新しい社会貢献といいますか、そういうものもこういう公共施設の管理運営等につきましても積極的に活用していこうということもありますけども、県の職員にも、積極的に参加をしていこうということであります。これも職員の自発的な検討の結果出てきたものでありまして、私どもとしてもこういう動きを促進をしていきたいということであります。

 

 〔資料(外部サイト)

 


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