それから、その次はこちらにありますモチ米ですね、向こうにヤシロモチという品種があります。今度新しくできたのが島系糯５４号というものでありまして、島根県では大体県内に８００ヘクタールのモチ米がつくられております。平たん部を中心にヤシロモチが栽培をされております。このヤシロモチというのは昭和３６年ぐらいに開発をされたものでありますけども、やや背丈が高いんですね。それでやや倒れやすいといったことが栽培農家の方から言われたり、あるいは玄米を精白したときに白い方がいいらしいんですけども、白さがちょっと劣るということがあって、その２点が改善できないかという要望がありまして、県の農業技術センターが新品種の開発に取り組んでおったんですけども、それが今般できましたということなんです。

　それで、学術名としては島系糯５４号ということになっておりますけども、この名称をやはりヤシロモチとか、わかりやすい名称を募って決めたいということなんです。県としては、２０年度から島系糯５４号を奨励品種として採用する予定でありまして、２０年度は県内で約６ヘクタールの生産を行って、モチ米生産者への周知を図りまして、それから２１年度にはヤシロモチと全面切りかえによって１２５ヘクタールぐらい、新しい品種に変えるということであります。この品種は、県が育成をしたものでありますから、県が名称を決めることができるので、一般の皆さんからも新しい品種にふさわしい名称を募集して、名称を決定していきたいので、よろしくお願いしたいというのが今回のあれであります。

〔資料（外部サイト）〕