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1月(第2回)定例記者会見(1月23日) 

質問事項

3.ふるさと納税について

 

○中国新聞

 ふるさと納税の話をちょっとお伺いしたいんですけど、鳥取市なんかが砂丘への基金といいますか、そういう格好で集めるというふうに表明されましたけど、島根県としてはどういう方向性といいますか、対策をお考えでいらっしゃいますか。

 

○溝口知事

 我々は前から申し上げておったかと思いますが、あの制度は寄附をして、それに対して税の控除をするという仕組みですから、まずはやっぱり寄附を受け入れる受け皿をつくる必要があるということでありまして、その準備は進めております。例えば都市の人が地球温暖化を防ぐために森林が整備をされて、森林のCO2の吸収能力が高まるとか、あるいは環境保護のために森林が整備されたりすることによって水質がきれいに保たれるとか、例えばそういうことがしたいなあと思う方は、島根県などに対しまして寄附をするから、そういう事業をやってほしいというようなことが例えば考えられますから、そういう一つにはやや特定目的的な寄附を受け入れるようなものもつくり、それからもう少し広いものも寄附の受け皿としてあってもいいんじゃないかと思いますね。あるいは産業振興が必要なので、産業振興という目的のために寄附をしますから、その目的に使ってくださいと。

 

 いずれにしても、寄附をされる方々が一定の目的があってされるというケースが多いでしょうから、それぞれの受け皿をつくると、基金のようなものをつくって、その中に幾つかの勘定があるというイメージですけども、そういうものを用意すべて準備をしておりますけども。

 

○中国新聞

 じゃあ複数の受け皿を用意するということですか。

 

○溝口知事

 受け皿というか、勘定ですね、使用目的に応じた。やはり一般的に考えて、寄附をしたらやっぱりそれが何らか具体的なものに役立ったということが必要だと想像されますので、一般財源でどうぞ使ってくださいって、それはまたそういうのがあれば、それはそれでありがたいことですけども、両方、やや広い目的のため、あるいはもう少し狭い目的のためとか、あるいは福祉なんかもその一つの例かもしれませんね。

 

○中国新聞

 県外の人から広くそういう寄附行為のような格好で募る場合には、もう少し島根らしさみたいな部分を強調すべきではないかと思うんですが。

 

○溝口知事

 だから、その中に一つは今申し上げた、島根なんかは森林が多くて、森林のCO2の吸収能力というのはかなりあるわけですね。それが日本のCO2削減目標をつくるときなんかにも考慮されてるわけですけども、都市の人がCO2の吸収を強化するために島根の森林を整備すると、そういうものに寄附しますというようなのは一つの例じゃないかと思いますね。あるいは自然を、森林だけじゃなくて、もう少し広く森林の保護だとかあるかもしれませんね。あるいは森林以外にも川がきれいになるとか、湖沼がきれいになるとか、そういうようなこともあるでしょう。あるいは福祉対策で高齢者のための中山間地域が元気になるような事業のために、それはいろんな事業があるでしょうが、そういうものに使ってくださいとか、そういうのは例えば島根から出ていかれて都市に住んでおられる方々が、自分の郷里に近いところが元気になるように寄附をしてくださるというようなことも、そういう目的も入れたいとは思っております。

 


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