1月31日、中学生作文コンクール表彰受賞者の皆さんと懇談
(写真:表彰の様子)
島根県では、県内の中学生が、竹島や北方四島の歴史と現実に関心を持ち、竹島・北方領土問題を正しく理解し、関心を高めることを目的として、平成22年度から作文コンクールを実施しています。
4回目となる今年度は、県内14の中学校から1054点の作品が寄せられ、19名の作品と1校(学校賞)が入賞しました。
表彰式では、島根県知事賞を受賞した澤和葵さん(西郷中学校、写真上)のほか、7名の方々に知事から表彰状が授与されました。
(写真:懇談の様子)
表彰式後の懇談では、受賞者の皆さんから、領土問題を勉強して感じたことや作品に込めたメッセージについてお話を聞きました。
皆さんからは、「一人一人が問題意識をもっていくことが大事だと思いました。」、「今回の作文コンクールをきっかけにして初めて知ることもあり、領土問題に関心をもつことができました。領土問題について関心を持つことで、韓国との交流が深まるとよいと思います。」、「領土問題は、日本全体で考えないといけない問題だと感じました。」、「お年寄りから聞いたお話を次の世代の人たちに伝えていければよいと思います。」などの意見が聞かれました。
島根県竹島・北方領土問題教育者会議の村木会長は、「今回の作文コンクールでは、平和的な解決のためには一方的に批判することなく、相手をよく知り、理解しあうことが大事だという意見が非常に多かったです。今後、この問題にますます関心を持って、理解をし、広めていってほしいと思います。」と評価しました。
知事は、「皆さんよく勉強して作文を書いておられ、非常に楽しく読みました。皆さんからは、大人同士の話ではなかなかうまくいかないから、学生同士で意見交換をするという提案がありました。若い人から、交流が進んで、領土問題についていろいろな状況が出てくるとよいと思います。交流については、県としても一生懸命やっていきたいと思います。」と述べました。
○後列(左から)
島根県竹島・北方領土問題教育者会議村木会長
隠岐の島町立西郷中学校(学校賞受賞)冨田校長
竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議五百川会長
溝口知事
今井県教育長
隠岐の島町山本教育長
矢野県義務教育課長
○前列(受賞者の皆さん、左から)
横田中学校若槻衣恋さん
五箇中学校藤本みのりさん
広瀬中学校須藤珠里さん
西郷中学校澤和葵さん
島根中学校松本優華さん
西郷南中学校堤結香さん
都万中学校高梨結衣さん
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