5月20日(金)、隠岐島前高校の生徒・関係者の皆さんと懇談しました。
5月20日(金)、隠岐島前高等学校の生徒・関係者の皆さんと懇談しました。
海士町にある隠岐島前高等学校は、島前3町村(海士町、西ノ島町、知夫村)にある唯一の高校です。この隠岐島前高校では、島前内をはじめ全国から生徒が集まる魅力と活力ある高校づくりを目指す「隠岐島前高等学校魅力化プロジェクト」に取り組んでおられます。昨年8月に隠岐島前高校を訪問したときにこのプロジェクトの内容について説明を受けました(そのときの懇談の様子はこちら)が、今回は、生徒の皆さんから、彼らが考える高校の魅力や今後の夢などについてお聞きしました。
(写真:懇談の様子)
生徒達は、隠岐島前高校の魅力について、「やりたいことを先生や地域の方が応援してくれること」「地域と密着しており、高校と地域の一体感があること」「自分の夢を具体化していく授業があること」「隠岐國学習センターに通う中で、いろいろな分野の様々な方と話す機会を持つことができ、人脈が広がること」など、次々と話してくれました。
また、隠岐島前高校には、寮費等を補助して全国から意欲ある生徒の入学を促す「島留学」という制度があります。この制度で県外から入学した生徒達は、「学校見学を経て進学を決意しましたが、両親も大賛成でした。」「観光プラン『ヒトツナギ』の説明を聞いて、そのプランに自分も関わりたいと思ってこの高校にしました」などと、一人ひとりが進学動機を話してくれました。
このほか、「栄養士を目指しています。」「海士町役場で働きたいです。」「大学卒業後はこういう島で地域のことを考えながら働きたいです。」といった今後の夢も聞くことができました。
(写真:懇談の様子)
知事は、「学校は勉強をするだけの場ではありません。学校の存在自体が地域の活力源の1つになっています。隠岐島前高校ではそのことにいち早く気づき、いろいろな取り組みをされてきました。皆さんは高校時代に親元を離れ縁あってこの島に来られました。皆さん自身にとって大きな刺激になっていると思いますが、他地域からの入学生を受け入れ、地域外との交流が生まれることで、地元もいい刺激を受けます。それはとても大事なことです。学校やクラスの中だけでなく、地域の人達とも幅広く接して自分の世界をどんどん広げていってください。」と激励しました。
(写真:みなさんと)
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