8月28日、隠岐島前高等学校魅力化プロジェクトに取り組む皆さんと懇談
8月28日(土)、隠岐島前高等学校魅力化プロジェクトに取り組む皆さんと懇談しました。
海士町にある隠岐島前高等学校(外部サイト)は、島前3町村(海士町、西ノ島町、知夫村)にある唯一の高校です。この隠岐島前高校について、高校をはじめ、町村長ほか関係者を含めた「隠岐島前高等学校の魅力化と永久の発展の会」が組織され、平成21年2月に「隠岐島前高等学校魅力化構想」が策定されました。この構想では、島前内をはじめ全国から生徒が集まる魅力と活力ある高校づくりを目指して、「魅力的なカリキュラム編成」「部活動の魅力化」など7つの取り組みが提言されています。
この構想の実現に向けた取り組みが今年度から本格的に始まりました。
当日は、このプロジェクトに中心的に関わっている高校魅力化プロデューサーの岩本さんから、プロジェクトの概要を説明していただきました。具体的には、「特別進学コース」と「地域創造コース」を設けて生徒のニーズに対応したり、寮費等を補助して全国から意欲ある生徒の入学を促す「島留学制度」を創設したりしています。「この取り組みを通じて離島のハンディをアドバンテージに変え、生徒一人ひとりの夢を実現できる教育環境を作っていきたいです。また、地域の未来を担う若者を育てていくとともに、子育てに適した島として教育のブランド化を図り、島前地域の活性化に貢献していきたいです。そのためにもまずは生徒が集まり、各学年1クラスから2クラスになることを目指しています。」と今後の豊富を語っていただきました。
(写真:隠岐島前高等学校魅力化プロジェクトの説明を聞く知事)
知事は、「プロジェクトが目指している方向はすばらしいと思います。この取り組みは新しい考え方のため、課題や抵抗も多いと思いますが、学校と地域がともにその意識を持って粘り強く取り組むことが大切です。その大きな目標にむかって実績を1つ1つ重ねていくことが大事です。」と激励しました。
懇談の後、知事は校舎内を視察し、翌日の学園祭の準備をしている生徒達に声を掛けました。全国の高校生による地域観光プランコンテスト「観光甲子園」の第1回大会でグランプリ(文部科学大臣賞)を受賞したプラン「ヒトツナギの旅」を実施した生徒達には、プランの実現化の成功にお祝いの言葉を述べました。生徒達は「今年度行う2回目の『ヒトツナギの旅』では、1回目の課題を踏まえてさらに良いものにできるよう頑張っていきたいです。」と意気込みを話しました。
(写真:皆さんと)
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