4月26日「春の毛無山を歩こう!」を開催しました
令和7年5月8日(木)
県民の森では5月になると大万木山のサンカヨウや、飯南町ふるさとの森「山野草園」でみられるヤマシャクヤクの開花状況についてお問合せをいただきます。
今年は山の花は半月ほど遅れているようで、サンカヨウもヤマシャクヤクも5月中旬に花の時期を迎えそうです。
さて、今年度も県民の森ふれあい講座が始まり、4月26日(土)に第1回目の講座「春の毛無山を歩こう!」を開催しました。
毛無山(標高1,062m)は、雲南市吉田町にある山で、広島県との県境峠から片道1時間で手軽に登ることができるブナの山です。
ふれあい講座では過去に、鯛の巣山への縦走で毛無山を通過したことはありましたが、今回久しぶりに講座で毛無山まで歩きました。
片道1.5キロと距離が短いため、スタッフも手探りのような企画でしたが、定員いっぱいのお申込みをいただき、青空のもと、残雪(!)の大万木山を眺めながら1.5キロの毛無山縦走路を往復しました。
県境峠の毛無山駐車場からスタート
雲南市吉田町の集合場所から、県境峠までバスで30分移動し、毛無山駐車場からスタートしました。
広くて歩きやすい道です。
足元には、固い蕾のユキザサをたくさん見かけました。
15分程歩いてジグザグ道を登りきると、毛無山展望台に到着します。残雪の大万木山に皆さん驚かれていました。
展望台を過ぎて縦走路を進んでいくと、前方に毛無山がみえてきました。
鞍部まで緩々と下ったあとは、思いのほか急な長い階段登りが続きます。
歩き始めから1時間後、毛無山に到着しました。
山頂から展望台まで引き返し
今度は大万木山の方へ向かって、来た道を戻ります。
急な階段下りが続くところは、転ばないように注意しながら歩きました。お昼近くなってくると日差しも暖かく感じられるようになりました。
登山道では、イカリソウがたくさん咲いている時期でした。春の花は、明るい日差しがよく似合いますね!
濃いピンクのシハイスミレ
毛無山展望台でのんびり昼食
1時間程歩いて、毛無山展望台で昼食をとりました。
昨年度も時折ご紹介していたスタッフの手作り(?)弁当ですが、今年度も「うな重弁当」から始まりました。
はみでるあごのやき(大)でサイズ感が伝わりにくいのですが、いつも大ボリュームで、幸せそうなお弁当ですね。
急な階段下りで揺さぶられてしまったのか、少しつぶれ気味のプリンが可愛らしかったです。
お弁当を食べながらのんびり青空と景色を眺めていると、いつのまにか登山口まで戻る時間になっていました。
居心地が良く、この場所を離れがたかったです。
最後は黄スミレの群生
展望台からは、登山口駐車場まで10分程です。
午前中は気温が低く花が閉じ気味でしたが、正午近くになると黄スミレの花がたくさん開いていました。
黄色いスミレは、県民の森でもなかなか見かけることがないので、イベントの日にタイミングが合い、皆さんにご覧いただけて良かったです。
講座アンケートにお寄せいただいた感想をご紹介します
- 一人で初参加でしたが、スタッフの方々が懇切丁寧にガイドしてくださり、安心して参加することができました。毛無山や大万木山等、県境の山々の美しい自然とも触れ合え、とても良いリフレッシュになりました。
- このような講座に参加したのは初めてで不安でしたが、山野草や眺望が充分楽しめるペースで歩けたので非常に良かったです、お世話になりました。また他の講座にも参加してみたいと思います。
- 今回も楽しく歩けました。ありがとうございます。
- いつもよりペースもゆっくりで、景色を楽しみながら登れました。
- 今年度初のイベント、天気も良く、楽しく、山登りしました。スタッフの方々、ありがとうございました。お疲れ様でした。
- 晴れの日の登山気持ち良かったです。気分転換もできました。ありがとうございました。
- 芽吹き始めの草木が日光に照らされ青空に映えていました。登山道に咲いていた花々を見られました。花たちがアピールしているようでした。大万木山の残雪がアートのようでした。本日は、天気に恵まれ景色が良かったです。スタッフの皆様、参加者の皆様お世話になりました。ありがとうございました。
- 天気も良く、爽やかな山歩きでした。今までのイベントに比べ、時間がやや短めでしたが、これはこれで手軽で良かったと思います。澄んだ空気の中、新芽の芽吹きや、可愛らしいスミレ等に出会え楽しかったです。
県有林管理スタッフ
|前回のコラム|
お問い合わせ先
中山間地域研究センター
島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp