「小さな拠点づくり」の加速化
高齢化や人口減少が進む中山間地域において、安心して住み続けることができる取組「小さな拠点づくり」を進めています。
1.中山間地域の現状
島根県の中山間地域では、若年層を中心とした人口の流出、高齢化の進行により、地域運営の担い手不足が深刻化し、地域コミュニティの維持や買い物など日常生活に必要な機能・サービスの確保が困難となる集落が増えています。中山間地域の定義はこちら
■中山間地域の人口動向
1960年代から人口が減少傾向にあります。
■中山間地域の地域別人口動向
■将来人口の試算
■集落の状況
集落の戸数や人口が減少するとともに高齢化率は増加しています。
高齢化率50%以上かつ世帯数19戸以下の集落や、そのうち高齢化率70%以上かつ世帯数9戸以下の集落の占める割合は増加しています。
■地域の困りごと
活動の担い手不足が集落の大きな課題となっています。
※出典は国勢調査及び平成30年度地域実態調査
以上のことから、個々の集落を単位とした取組は厳しくなっており、より広いエリアである公民館エリアを基本単位とした地域運営の仕組みづくりを行っていく必要があります。
2.小さな拠点づくり
(1)「小さな拠点づくり」とは
そのため、中山間地域に今後も安心して住み続けることができるよう、島根県では公民館等のエリアを基本単位とした地域運営の仕組みづくりである「小さな拠点づくり」を推進しています。
中山間地域において、地域運営の担い手不足が深刻化し、地域コミュニティの維持、買い物など日常生活に 必要な機能・サービスの確保が困難になっている中で、公民館エリア(旧小学校区)を基本とし、住民主体の 議論を通じて地域運営(「生活機能」「生活交通」「地域産業」)の仕組みづくりに取り組んでいくこと。
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一方で、公民館エリアの人口規模が小さくなるにつれて、日常生活に必要な機能・サービスの確保は難しい傾向が強くなります。
■公民館エリアにおける機能・サービスの現存状況
(上段:地区数、下段:比率)
※出典は平成30年度地域実態調査
(2)複数エリアの連携「モデル地区」
そこで、今後、さらなる人口減少が進む中で、人口規模が小さく生活機能の確保が困難な場合には、エリア外の機能・サービスの利用も視野に入れた、複数エリアの連携による「小さな拠点づくり」に取り組む地区を「モデル地区」として重点的に支援しています。
「モデル地区」の状況については、以下のリンクからご覧ください。
□モデル地区
大田市久利・大屋地区(外部サイト)
安来市比田・東比田地区(外部サイト)
江津市長谷・市山・川戸・谷住郷・川越地区(外部サイト)
邑南町阿須那・口羽地区(外部サイト)
3.小さな拠点づくりに向けた取組
(1)「小さな拠点づくり」取組事例
(2)「小さな拠点づくり」への支援
小さな拠点づくりに取り組む際の支援制度を紹介します。
また、市町村と連携して取組を支援していますので、お問い合わせがあれば下記までご連絡ください。
・東部地域・・・中山間地域・離島振興課東部地域支援係(0854ー42ー9510、雲南合同庁舎内)
・西部地域
浜田・江津圏域・・・西部県民センター石央地域振興課(0855ー29ー5514、浜田合同庁舎内)
大田・邑智圏域・・・西部県民センター石東地域振興課(0854ー84ー9580、あすてらす内)
益田・鹿足圏域・・・西部県民センター石西地域振興課(0856ー31ー9750、益田合同庁舎内)
・隠岐地域・・・隠岐支庁県民局地域振興課(08512ー2ー9613)
お問い合わせ先
中山間地域・離島振興課
【お問い合わせ先】 島根県地域振興部中山間地域・離島振興課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 ・地域共創支援係 (0852)22-6054 ・中山間・離島振興係 (0852)22-5065 ・スモール・ビジネス推進係 (0852)22-6449 FAX(0852)22-5761 E-mail: chusankan-rito@pref.shimane.lg.jp 〒699-1396 島根県雲南市木次町里方531-1 雲南合同庁舎内 ・東部地域支援係 (0854)42-9510・9511 FAX(0854)42-9518