1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
ツツガムシ病が2件(雲南圏域1件、隠岐圏域1件)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告 ( )内は月の定点当たり報告数
○インフルエンザ:12月は報告がありませんでした。全国的には、北海道、東北、関東より流行が始まっています。
○感染性胃腸炎:(40)。初旬から一気に各地区で倍増しました。特に大田圏域(117)、浜田圏域(48)、出雲圏域
(44)で多くみられました。
○水痘:(9)。多発期になり、例年と同規模の報告になっています。10月より益田圏域(19)での流行が
大きく、出雲圏域(12)や大田圏域(9)もやや多く報告されました。
○A群溶連菌咽頭炎:(4)。雲南圏域(9)で流行しており、松江圏域(4)、出雲圏域(3.6)でも多かったです。
○麻しん:益田で、成人例が1件報告されました。
○咽頭結膜熱:益田圏域(4)で報告が続いています。
○ヘルパンギーナ:出雲圏域(1.6)で報告されています。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の報告は依然として高い発生レベルにあります。罹患年齢は20歳以上に集中しています。
4)性感染症報告
性感染症の報告件数は、この16年間で最も高いレベルで推移しています。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎:出雲で5歳未満の幼児例が1件報告されています。
○無菌性髄膜炎:出雲で5歳未満の幼児例が1件報告されています。
○マイコプラズマ肺炎:出雲圏域と松江圏域で3件報告され、今年の合計は25件となりました。全国的に
は平年以上の流行となっており、岡山県では特に大きな流行が続いています。