1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
今月の報告はありませんでした。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告 ( )内は月の定点当たり報告数
○インフルエンザ(64)。いずれの地区も1月下旬のピークの後に漸減し、第9週では定点当たりに7〜10人とな
りました。今月は特に雲南圏域(171)と大田圏域(119)で多く報告されました。12月以降の報
告数は8,764件で昨シーズンの3.4倍となりました。
○感染性胃腸炎(26)。2月中旬以降増加し例年のピークに近い流行となってきました。出雲圏域(41)で増加が大
きく、他に大田圏域(45)、雲南圏域(43)、隠岐圏域(33)で多くみられます。
○水 痘(6)。多発期ですが、12月以降漸減しています。
○A群溶連菌咽頭炎(2)。例年より少ないですが、浜田圏域(3)、出雲圏域(2)や松江圏域で増加しています。
○風 疹本県では報告されていませんが、岡山県で散発が続いています。
3)眼科定点報告
これまで散発に発生がみられていた流行性角結膜炎も報告がありません。
4)性感染症報告
淋菌、性器クラミジア感染症が活発に報告され、12件の報告があります。罹患年齢は20歳を中心に10歳から30
歳代となっています。淋菌感染症は13件の報告がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎:今月は報告がありませんでした。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:42件の報告があり、昨年秋以降やや増加傾向にあります。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:23件の報告のうち、10歳未満児の報告が52%を占めています。
○薬剤耐性緑膿菌感染症:今月の報告はありませんでした。