麻しんは重い病気です
"はしかのようなもの"ワクチンが開発されるまでは、たいていの乳幼児が罹るので、よく使われた言葉です。
そして死亡率も結構高い感染症としても知られていました。今でも"はしか"は子供にとってけっして軽い病気ではありません。
肺炎、脳炎も起こし、死に至ることもあります。栄養状態や衛生状態が改善された現在は死亡率が低下していますが、
特に予防接種を受けていない乳児(6か月〜11か月)にとっては無視できない疾患です。
また、島根県では麻しんの流行防止のため「島根県における麻しんのまん延予防対策のための指針」を定め、県内の全ての麻しん患者発生について調査し、流行初期の段階で有効な対策をとることで、麻しんの封じ込めを行っています。
麻しんの流行による社会的損失は大きいものがあります。麻しんの流行を防止するために、麻しん患者の発生をきちんと把握し、ワクチンの追加接種等の対策をとる必要があります。
ワクチンを受けたけれど免疫ができなかった場合 (primary vaccine failure:一次性ワクチン効果不全)
麻しんワクチンの場合、抗体ができる人は約95〜98%といわれています。ワクチンを2回接種することで、1回目で抗体ができ なかった人も確実に抗体ができることが期待でき、抗体ができた人は免疫力の増強が期待できます(ブースター効果)。
年数が経過して免疫力が低下した場合 (secondary vaccine failure:二次性ワクチン効果不全)
成人するまでの間に大きな流行がなく麻しん患者に接触する機会がなかった場合は、次第に免疫力が低下して 麻しんに感染してしまう事があります。近年の状況はこれに当たり、20歳前後の人が麻しんにかかりやすくなっています。

感染力の強い麻しん
麻しんは保育所・幼稚園・学校等の集団生活の場で流行しやすい感染症ですが、ワクチン接種率が95%以上あれば流行が阻止されるといわれています。しかし、ワクチン接種率が低い場合、ひとたび患者が発生すると感染力の強い麻しんは次々に感染が拡大し、学校閉鎖などの措置をとらなければならなくなります。
麻しんの症状
潜伏期10〜12日のあと、前駆期として発熱(38℃前後)が2〜4日続き、咳、鼻水、結膜充血、口腔粘膜に
特有なコプリック斑がみられます。いったん体温の下降がみられた後に、発しん期となり再び高熱(39.5℃以上)が
3〜4日続き、発しんが出現します。その後合併症がない場合は回復に向かいますが、発病後2〜3週になって
肺炎あるいは脳炎を合併することがあり、重症の場合は死亡する場合があります。予防接種
麻しんは特異的な治療法がなく対症療法が中心です。感染しないためには、予防接種(ワクチン)が最も重要です。
麻しんの予防接種を受けていない方、過去に麻しんにかかったことの無い方で、麻しん感染の危険性のある場合には、
任意での予防接種をおすすめします。
麻しん流行防止のための特別対策
2007(H19)年の流行を受けて国は、麻しんに関する特定感染症予防指針を定め、麻しんの全症例の把握や予防接種の推進などの
麻しん封じ込め対策を行い、2012(H24)年までに麻しんを排除することを目標にしています。また、島根県では麻しんの流行防止のため「島根県における麻しんのまん延予防対策のための指針」を定め、県内の全ての麻しん患者発生について調査し、流行初期の段階で有効な対策をとることで、麻しんの封じ込めを行っています。
麻しんの流行による社会的損失は大きいものがあります。麻しんの流行を防止するために、麻しん患者の発生をきちんと把握し、ワクチンの追加接種等の対策をとる必要があります。
ワクチンを受けたのに麻しんになるのは?
次の2つのケースが考えられます。

麻しんワクチンの場合、抗体ができる人は約95〜98%といわれています。ワクチンを2回接種することで、1回目で抗体ができ なかった人も確実に抗体ができることが期待でき、抗体ができた人は免疫力の増強が期待できます(ブースター効果)。

成人するまでの間に大きな流行がなく麻しん患者に接触する機会がなかった場合は、次第に免疫力が低下して 麻しんに感染してしまう事があります。近年の状況はこれに当たり、20歳前後の人が麻しんにかかりやすくなっています。