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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が6件(松江圏域2件、出雲圏域1件、大田圏域1件、浜田圏域2件)、 つつが虫病が1件(大田圏域)、 レジオネラ症が1件(松江圏域)、 梅毒が3件(大田圏域1件、浜田圏域2件)、 侵襲性インフルエンザ菌感染症が2件(松江圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が5件(松江圏域1件、出雲圏域2件、益田圏域2件)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が1件(出雲圏域)、 水痘(入院例)、 が1件(松江圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(92.4)。 ほとんどすべてA型で、11月のおよそ1割強の増加でした。 県全体でみると月の始めが多く、週を追ってわずかながら減少傾向でしたので、このまま収束する期待も持たせましたが、最後の週に再び増加して越年しました。 2024年1月もまだまだ流行状態が続くと予想されます。 A香港と2009pdm及びB型が検出されているので、簡単には収束しないと思われます。
〇咽頭結膜熱 :(7.3)。 11月よりわずかに減少しましたが、まだかなりの報告数です。 迅速検査キットが品薄なので、診断漏れがかなりあるかもしれません。 比較的元気が良いにも関わらず高熱が持続する疾患です。 COVID-19・溶連菌・インフルエンザとの鑑別が重要な疾患です。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 咽頭結膜熱報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が10件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が15件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症 が5件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :35件。地区別では東部1件(3%)、中部7件(20%)、西部27件(77%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が25件(71%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年10月〜2023年12月の検出結果)
 インフルエンザからAH3型、AH1pdm型、B型(ビクトリア)、咽頭結膜熱からアデノウイルス3型、肺・気管支炎からアデノウイルス3型、パラインフルエンザウイルス2型、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルス等が検出されています。
2023年10月から2023年12月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーBパレコエンテロインフルエンザパラインフルエンザRSV ライノヒトメタニューモノロSFTSV新型コロナ合計
341671AH1 AH3B2G2
インフルエンザ     16121    1  434
咽頭結膜熱7               7
感染性胃腸炎  2          1  3
手足口病    2           2
咽頭炎4         1     5
肺・気管支炎3 11    1 111   9
熱性疾患1 1 1       1   4
SFTS              3 3
COVID-19               55
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