1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が13件(松江圏域4件、出雲圏域4件、大田圏域2件、浜田圏域3件)、
レジオネラ症が2件(松江圏域1件、浜田圏域1件)、
重症熱性血小板減少症候群が1件(出雲圏域)、
梅毒が1件(大田圏域)、
侵襲性インフルエンザ菌感染症が3件(松江圏域2件、浜田圏域1件)、
侵襲性肺炎球菌感染症が5件(出雲圏域2件、浜田圏域2件、益田圏域1件)、
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が1件(出雲圏域)、
水痘(入院例)、
が1件(松江圏域)、
報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19
:(29.5)。
12月と比較するとおよそ2.5倍増でした。
ウイルスの型が変異したため、全国的な流行となっています。
毒性は第9波と同様かやや強い程度にとどまっていますが、第9波同様感染力は非常に強いのが特徴のようです。
慎重に動向を見守る必要がありますし、引き続き感染対策には十分な配慮が必要です。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の報告が8件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が16件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症
が8件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:0件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎
:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:39件。地区別では東部5件(13%)、中部7件(18%)、西部27件(69%)、隠岐0件
年代別では70歳以上が27件(69%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年11月〜2024年1月の検出結果)
インフルエンザからAH1pdm型、AH3型及びB型(ビクトリア)、咽頭結膜熱からアデノウイルス3型、肺・気管支炎からアデノウイルス3型、RSウイルス、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルスが検出されています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーB | パレコ | インフルエンザ | パラインフルエンザ | RS | ライノ | ヒトメタニューモ | ノロ | SFTSV | 新型コロナ | 合計 | ||
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型 | 3 | 4 | 1 | AH1 | AH3 | B | 2 | G2 | ||||||
インフルエンザ | 17 | 14 | 3 | 9 | 43 | |||||||||
咽頭結膜熱 | 5 | 1 | 6 | |||||||||||
感染性胃腸炎 | 2 | 2 | ||||||||||||
咽頭炎 | 3 | 1 | 4 | |||||||||||
肺・気管支炎 | 1 | 1 | 1 | 2 | 5 | |||||||||
SFTS | 2 | 2 | ||||||||||||
COVID-19 | 73 | 73 | ||||||||||||
その他 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 8 |