トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症 > 感染症情報トップ > 月報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 月報
グラフ一覧

前月へ 島根県感染症情報(月報) 2023年11月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が6件(松江圏域2件、出雲圏域1件、大田圏域2件、浜田圏域1件)、 日本紅斑熱が2件(出雲圏域1件、浜田圏域1件)、 レジオネラ症が1件(雲南圏域)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(浜田圏域)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(松江圏域)、 梅毒が1件(出雲圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が3件(松江圏域2件、益田圏域1件)、 水痘(入院例)、 が1件(益田圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(88.3)。 すべてA型で、10月のおよそ2.3倍に増加しました。 昨シーズンの流行は今年の1月初めからGWまで、2〜3月がピークでしたが、その流行をはるかに上回っています。 全国的にはA香港がメインですが、2009pdmも同時に検出され、短期間で2回罹患した例も他都道府県だけでなく、島根県からもあがっています。 また、A型インフルエンザとCOVID-19の同時感染例も島根県内で報告されています。
〇咽頭結膜熱 :(8.5)。 10月のおよそ1.6倍に増加です。 比較的元気が良いにも関わらず高熱が持続する疾患です。 COVID-19・溶連菌・インフルエンザとの鑑別が重要な疾患です。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 咽頭結膜熱報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が26件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症 が4件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :30件。地区別では東部1件(3%)、中部5件(17%)、西部24件(80%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が17件(57%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年9月〜2023年11月の検出結果)
 インフルエンザからAH3型とAH1pdm型、咽頭結膜熱からアデノウイルス3型、肺・気管支炎からアデノウイルス3型、パラインフルエンザウイルス2型、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルスが検出されています。
2023年9月から2023年11月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノパレコエンテロインフルエンザパラインフルエンザRSVライノ ヒトメタニューモSFTSV新型コロナ合計
31671AH1AH3 2
インフルエンザ    1111    1 629
咽頭結膜熱4            4
感染性胃腸炎 3           3
手足口病   2         2
咽頭炎・扁桃炎5      1     6
肺・気管支炎211   1 1 1  7
熱性疾患11 1      1  4
SFTS           8 8
COVID-19            66
島根県感染症情報センター カウンター