1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が6件(松江圏域2件、出雲圏域1件、大田圏域2件、浜田圏域1件)、
日本紅斑熱が2件(出雲圏域1件、浜田圏域1件)、
レジオネラ症が1件(雲南圏域)、
重症熱性血小板減少症候群が1件(浜田圏域)、
劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(松江圏域)、
梅毒が1件(出雲圏域)、
侵襲性肺炎球菌感染症が3件(松江圏域2件、益田圏域1件)、
水痘(入院例)、
が1件(益田圏域)、
報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ
:(88.3)。
すべてA型で、10月のおよそ2.3倍に増加しました。
昨シーズンの流行は今年の1月初めからGWまで、2〜3月がピークでしたが、その流行をはるかに上回っています。
全国的にはA香港がメインですが、2009pdmも同時に検出され、短期間で2回罹患した例も他都道府県だけでなく、島根県からもあがっています。
また、A型インフルエンザとCOVID-19の同時感染例も島根県内で報告されています。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の報告が26件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症
が4件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:1件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎
:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:30件。地区別では東部1件(3%)、中部5件(17%)、西部24件(80%)、隠岐0件
年代別では70歳以上が17件(57%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年9月〜2023年11月の検出結果)
インフルエンザからAH3型とAH1pdm型、咽頭結膜熱からアデノウイルス3型、肺・気管支炎からアデノウイルス3型、パラインフルエンザウイルス2型、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルスが検出されています。
ウイルス名 | アデノ | パレコ | エンテロ | インフルエンザ | パラインフルエンザ | RSV | ライノ | ヒトメタニューモ | SFTSV | 新型コロナ | 合計 | ||
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型 | 3 | 1 | 6 | 71 | AH1 | AH3 | 2 | ||||||
インフルエンザ | 11 | 11 | 1 | 6 | 29 | ||||||||
咽頭結膜熱 | 4 | 4 | |||||||||||
感染性胃腸炎 | 3 | 3 | |||||||||||
手足口病 | 2 | 2 | |||||||||||
咽頭炎・扁桃炎 | 5 | 1 | 6 | ||||||||||
肺・気管支炎 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 7 | ||||||
熱性疾患 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | ||||||||
SFTS | 8 | 8 | |||||||||||
COVID-19 | 6 | 6 |