1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が5件(松江圏域1件、雲南圏域1件、大田圏域1件、浜田圏域1件、益田圏域1件)、
腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)、
つつが虫病が1件(松江圏域)、
レジオネラ症が1件(松江圏域)、
重症熱性血小板減少症候群が1件(大田圏域)、
梅毒が1件[1](浜田圏域)、
侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が4件(松江圏域2件、出雲圏域2件)、
新型コロナウイルス感染症が1,008件(松江圏域363件、雲南圏域67件、出雲圏域217件、大田圏域109件、浜田圏域58件、益田圏域29件、隠岐圏域70件、登録C95件)、
報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 2月 2027件、 3月 1397件、 4月 893件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ
:(8.0)。
県全域で流行しているA型インフルエンザは、前月の3月は800件を超えていましたが、4月は302件となり半数以下に減りました。
期間の初めの第14週は100件を超えていましたが、第15?17週は60件台で推移しました。
週を追って減少、収束に向かうという予想もありましたが15?17週は横ばいで、収束となっていません。
今後の動向に注意を要します。
3)眼科定点報告
急性出血性結膜炎0件および流行性角結膜炎1件の報告があります。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が13件、性器ヘルペスウイルス感染症が0件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症
が1件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。 〇無菌性髄膜炎:2件。 〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:23件。地区別では東部2件(9%)、中部8件(35%)、西部13件(57%)、隠岐0件
年代別では70歳以上が15件(65%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年2月〜2023年4月の検出結果)
インフルエンザから主にAH3型、咽頭炎、肺・気管支炎からRSウイルス、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ヒトコロナウイルス43が検出されています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーB | インフルエンザ | RSV | ライノ | ヒトメタニューモ | ノロ | SFTSV | ヒトコロナ | 新型コロナ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 1 | 5 | AH1 | AH3 | G2 | 43 | ||||||
インフルエンザ | 1 | 36 | 1 | 38 | ||||||||
感染性胃腸炎 | 3 | 3 | ||||||||||
咽頭炎 | 1 | 1 | 15 | 11 | 2 | 30 | ||||||
肺・気管支炎 | 1 | 1 | 2 | |||||||||
無菌性髄膜炎 | 1 | 1 | ||||||||||
SFTS | 1 | 1 | ||||||||||
COVID-19 | 74 | 74 | ||||||||||
その他 | 1 | 1 |