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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(益田圏域)、 レジオネラ症が2件(雲南圏域1件、出雲圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(益田圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(益田圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(出雲圏域)、 新型コロナウイルス感染症が15件[1](松江圏域5件[1]、雲南圏域4件、出雲圏域4件、益田圏域2件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 12月 393件、 1月 436件、 2月 827件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(0.1)。 第5週に大田圏域[0.3]および松江圏域[0.2]で、第6週に松江圏域[0.1]で散発的な患者発生報告があり、いずれも迅速検査でA型が検出されています。 。
〇感染性胃腸炎 :(28.5)。 県内全域の患者報告数は増加しています。 特に、出雲圏域(79)では急増し、第7週[21.6]および第8週[35.2]に警報レベル[20.0]以上の流行となっています。 また、浜田圏域(25)、松江圏域(17)、雲南圏域(17)ほか各圏域で患者発生報告があります。 手洗いの励行、食品の取り扱いに注意しましょう。
〇水痘 :(2.0)。 県内全域の患者報告数は増加しています。 益田圏域(6)では第5週[4.3]に警報レベル[2.0]以上の、第7週[1.3]には注意報レベル[1.0]以上の流行となっています。 また、出雲圏域(3)では第8週[2.0]に注意報レベル[2.0]の流行となっているほか、松江圏域(2)および浜田圏(1)で散発的な患者発生報告があり注意が必要です。
〇A群溶連菌咽頭炎 :(1.7)。 県内全域の患者報告数は漸減しています。 益田圏域および隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告がありますが、例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いています。
〇手足口病 :(0.9)。 県内全域の患者報告数は減少しています。 出雲圏域(4)で乳幼児を中心にやや流行しているほか、雲南圏域および松江圏域で散発的な患者発生報告があります。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ 水痘報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎および流行性角結膜炎の患者発生報告はありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が16件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件および淋菌感染症が6件の患者発生報告があります。 尖圭コンジローマの患者発生報告はありません。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。 〇無菌性髄膜炎 :3件。 〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。 〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :23件。地区別では西部13件(57%)、中部7件(30%)、隠岐2件(9%)、東部1件(4%)、年代別では70歳以上が15件(65%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2020年12月〜2021年2月の検出結果)
 感染性胃腸炎からアデノウイルス2型およびノロウイルスG2が検出されています。 手足口病からコクサッキーウイルスA16型が検出されています。 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA2型が検出されています。 咽頭炎・扁桃炎からアデノウイルス1型、2型および6型が検出されています。 熱性疾患からアデノウイルス2型が検出されています。
2020年12月から 2021年2月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAノロSFTSV新型コロナ合 計
126216G2
感染性胃腸炎 2   1   3
手足口病    1    1
ヘルパンギーナ   1     1
咽頭炎・扁桃炎381     12
熱性疾患 1       1
SFTS      1  1
COVID-19       112112
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