1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が5件(松江圏域2件、出雲圏域2件、大田圏域1件)、
梅毒が5件[2](松江圏域4件[1]、出雲圏域1件[1])、
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が5件(松江圏域3件、益田圏域2件)、
新型コロナウイルス感染症が67件[17](松江圏域35件[5]、出雲圏域28件[11]、浜田圏域4件[1]) 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 10月 395件、 11月 380件、 12月 393件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ
:(0.1)。
第49週に大田圏域[0.7](迅速検査:B型)および益田圏域[0.2]、第52週に松江圏域[0.2](迅速検査:A型)で散発的な患者発生報告があります。
。
〇感染性胃腸炎
:(7.8)。
県内全域の患者報告数は漸増しています。
例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いていますが、出雲圏域(13)、松江圏域(10)および益田圏域(10)を中心に各圏域で患者発生報告があります。
手洗いの励行、食品の取り扱いに注意し、発症した場合は脱水に気をつけましょう。
〇A群溶連菌咽頭炎
:(2.5)。
県内全域の患者報告数は漸増していますが、例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いています。
〇手足口病
:(1.4)。
県内全域の患者報告数は乳幼児を中心に増加しています。
特に、出雲圏域(6)で増加しており注意が必要です。
3)眼科定点報告
急性出血性結膜炎の患者発生報告はありません。流行性角結膜炎の患者発生報告が8件あります。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が8件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症が3件
の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:3件。〇無菌性髄膜炎:2件。〇マイコプラズマ肺炎:1件。
〇クラミジア肺炎
:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:18件。地区別では西部11件(61%)、中部4件(22%)、東部3件(17%)、年代別では70歳以上が11件(61%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:0件。
〇薬剤耐性緑膿菌感染症
:0件。
2.病原体検出情報(2020年10月〜2020年12月の検出結果)
手足口病からコクサッキーウイルスA16型が検出されています。
ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA2型が検出されています。
咽頭炎・扁桃炎からアデノウイルス1型、2型および5型が検出されています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | SFTSV | 新型コロナ | 合計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 1 | 2 | 5 | 2 | 16 | |||
手足口病 | 1 | 1 | ||||||
ヘルパンギーナ | 8 | 8 | ||||||
咽頭炎・扁桃炎 | 2 | 6 | 1 | 9 | ||||
SFTS | 2 | 2 | ||||||
COVID-19 | 59 | 59 | ||||||
その他 | 3 | 3 |