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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2020年10月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が6件(松江圏域3件、出雲圏域1件、浜田圏域1件、隠岐圏域1件)、 腸管出血性大腸菌感染症(O111)が1件(浜田圏域)、 日本紅斑熱が13件(松江圏域6件(推定感染地域:出雲圏域1件を含む)、 雲南圏域1件、出雲圏域4件、浜田圏域2件)、 レジオネラ症が2件(松江圏域1件、益田圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が2件(松江圏域1件、益田圏域1件)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(出雲圏域)、 梅毒が1件(松江圏域)、 侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件(出雲圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が2件(松江圏域1件、浜田圏域1件)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が4件(松江圏域1件、出雲圏域2件、益田圏域1件)、 水痘(入院例)が1件(出雲圏域)、 新型コロナウイルス感染症が1件(松江圏域)報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 8月 343件、 9月 320件、 10月 395件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇感染性胃腸炎 :(7.5)。 県内全域の患者報告数は前月に比べ減少しています。 例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いていますが、手洗いの励行、食品の取り扱いに注意し、発症した場合は脱水に気をつけましょう。
〇ヘルパンギーナ :(3.8)。 県内全域の患者報告数は増加しています。 特に、出雲圏域(12)で乳幼児を中心に流行しているほか、大田圏域(3)、松江圏域(2)、浜田圏域(1)および益田圏域(1)で患者発生報告があり注意が必要です。
〇A群溶連菌咽頭炎 :(1.9)。 県内全域の患者報告数は漸増していますが、例年に比べ患者報告数の少ない状態が続いています。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ ヘルパンギーナ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎および流行性角結膜炎の患者発生報告はありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が22件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症が7件の患者発生報告があります。性器ヘルペ スウイルス感染症の患者発生報告はありません。性器クラミジア感染症は、過去3年間で最多の報告数となっています。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:2件。〇マイコプラズマ肺炎:2件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :29件。地区別では西部19件(65%)、中部6件(21%)、東部4件(14%)、年代別では70歳以上が23件(79%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。
〇薬剤耐性緑膿菌感染症 :0件。  
2.病原体検出情報(2020年8月〜2020年10月の検出結果)
 感染性胃腸炎からアデノウイルス1型およびコクサッキーウイルスA2型が検出されています。 手足口病からコクサッキーウイルスA2型およびA16型が検出されています。 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA2型が検出されています。 咽頭炎・扁桃炎からアデノウイルス1型、2型および5型が検出されています。 熱性疾患からコクサッキーウイルスA2型が検出されています。
2020年8月から 2020年10月までの診断名別病原体検出数
島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーASFTSV新型コロナ合計
125216
感染性胃腸炎1  1   2
手足口病   11  2
ヘルパンギーナ   2   2
咽頭炎・扁桃炎384    15
熱性疾患   2   2
SFTS     2 2
COVID-19      112112
その他   1   1
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