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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第8週 (2/20〜2/26) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件[2](浜田圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域) 報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :★島根県薬事衛生課からインフルエンザ流行注意報 が発表されています。★
県内全域(14.3)の患者報告数は減少していますが、第3〜4週に警報レベル(30.0)を超える流行となっていた松江圏域(15.8)及び第4〜5週に警報レベル(30.0)を超える流行となっていた雲南圏域(12.7)では警報レベル終息基準値(10.0)を超える流行が続いているほか、 大田圏域(18.3)、益田圏域(17.0)及び出雲圏域(15.6)では注意報レベル(10.0)を超える流行が続いています。 各医療機関でA型を中心に、松江圏域ではごく少数ながらB型も検出(迅速診断)されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :★島根県薬事衛生課から 冬季の食中毒注意報 が発表されています。★
県内全域(5.1)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(9.5)及び益田圏域(7.3)でやや流行しているほか、浜田圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(3.7)の患者報告数は第7週に比べやや増加しています。出雲圏域(6.8)で増加し流行しているほか、松江圏域(6.1)で流行しており、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で散発的な患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(0.9)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、特に、雲南圏域(2.0)では警報レベル終息基準値(2.0)以上の流行が続いています。益田圏域(1.7)及び出雲圏域(1.2)でやや流行しているほか、松江圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :益田圏域(1.7)で増加傾向を示しやや流行しています。出雲圏域(1.2)でやや流行しているほか、松江圏域及び雲南圏域で散発的な患者発生報告があります。
○水痘 :浜田圏域(2.0)でやや流行しているほか、益田圏域で散発的な患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :大田・浜田・益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :県内全域でA香港型が主に検出されているほか、2月上旬には益田圏域でA2009型が、雲南圏域でB型(ビクトリア系統)が今シーズン初めて検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが主に検出されています。
○咽頭結膜熱 :主にアデノウイルス1型及び2型が、散発的に3型及び5型が検出されています。
○肺・気管支炎 :1月に東部でコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ減少減少減少 横這増加
感染性胃腸炎横這横這横這 横這減少
A群溶連菌咽頭炎横這横這増加 横這報告なし×
流行性耳下腺炎減少横這減少 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 増加報告なし×
水痘横這横這×横這× 横這報告なし×
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ
凡例
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