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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第9週 (2/27〜3/5) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が8件[6](出雲圏域1件[1]、浜田圏域7件[5])、レジオネラ症が1件(雲南圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件 (松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :★島根県薬事衛生課からインフルエンザ流行注意報 が発表されています。★
県内全域(11.2)の患者報告数は減少していますが、隠岐圏域(17.0)では増加に転じ注意報レベルの流行となっています。 大田圏域(15.0)、出雲圏域(11.8)及び益田圏域(11.8)で注意報レベル(10.0)を超える流行が続いているほか、第3〜4週に警報レベル(30.0)を超える流行となっていた松江圏域(11.4)では警報レベル終息基準値(10.0)を超える流行が続いています。 各医療機関でA型を中心に、出雲圏域及び大田圏域ではごく少数ながらB型も検出(迅速診断)されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(3.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。出雲圏域(5.4)で2月上旬第6週以降増加傾向を示し流行しているほか、松江圏域(5.1)でやや流行しており、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.2)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、特に、雲南圏域(4.0では警報レベル終息基準値(2.0)以上の流行が続いています。 益田圏域(2.0)及び出雲圏域(1.6)でやや流行しているほか、松江圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○伝染性紅斑 :雲南圏域(3.5)で増加し警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、益田圏域(1.0)でやや流行しており注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :出雲圏域(1.0)でやや流行しているほか、松江・浜田・益田圏域で散発的な患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎 :益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :県内全域でA香港型が主に検出されているほか、2月上旬には益田圏域でA2009型が、雲南圏域でB型(ビクトリア系統)が今シーズン初めて検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが主に検出されています。
○咽頭結膜熱 :主にアデノウイルス1型及び2型が、散発的に3型及び5型が検出されています。
○肺・気管支炎 :東部でコクサッキーウイルスB5型及びアデノウイルス2型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ減少減少減少 減少増加
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×
A群溶連菌咽頭炎横這横這増加 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這×増加 横這横這×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
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