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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第6週 (2/6〜2/12) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件[1](浜田圏域)、レジオネラ症が1件(出雲圏域)、侵襲 性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :★島根県薬事衛生課からインフルエンザ流行注意報 が発表されています。★
県内全域(18.1)の患者報告数は減少していますが、第3〜4週に警報レベル(30.0)を超える流行となっていた松江圏域(27.9)及び第4〜5週に警報レベル(30.0)を超える流行となっていた雲南圏域 (11.7)では警報レベル終息基準値(10.0)を超える流行が続いているほか、出雲圏域(16.7)及び大田圏域(15.0)等、隠岐圏域を除く各圏域では注意報レベル(10.0)を超える流行が続いています。 各医療機関でA型を中心に、雲南圏域ではごく少数ながらB型も検出(迅速診断)されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.4)の患者報告数は第5週に比べ減少していますが、松江圏域(6.4)で流行しているほか、雲南圏域(1.5)及び出雲圏域(1.4)でやや流行しており、浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.4)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、特に、雲南圏域(4.0)では警報レベル終息基準値(2.0)を超える流行が続いています。 出雲圏域(2.4)及び益田圏域(1.7)でやや流行しているほか、大田圏域(1.0)及び松江圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○水痘 :大田圏域(1.5)でやや流行しているほか、松江・出雲・浜田圏域で散発的な患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :益田圏域(1.3)でやや流行しているほか、雲南・出雲・浜田圏域で散発的な患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南・大田・益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :A香港型が、11月下旬以降、県内全域で検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域で主にノロウイルスGUが検出されているほか、ノロウイルスGTが中部で検出されています。
○無菌性髄膜炎 :10月以降、エコーウイルス6型が検出されていますが、このウイルスは、咽頭炎や肺炎など呼吸器系疾患及び感染性胃腸炎からも検出されています。 11月以降、エコーウイルス25型が検出されていますが、このウイルスは、手足口病及び咽頭結膜熱からも検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這横這横這 増加減少
感染性胃腸炎横這横這横這 横這減少
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
水痘横這横這横這 横這報告なし×
伝染性紅斑減少横這×横這 減少減少×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
凡例
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