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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第43週 (10/24〜10/30) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件[2](益田圏域)、日本脳炎が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :松江圏域(1.6)でやや流行しており、A型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○RSウイルス感染症 :県内全域(4.3)の患者報告数は増加し、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。 特に、出雲圏域(8.6)及び雲南圏域(4.0)で増加し松江圏域(4.6)と共に流行しているほか、浜田圏域(2.7)及び益田圏域(2.3)も増加傾向を示しやや流行しており注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.3)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(5.0)及び出雲圏域(2.4)でやや流行しているほか、雲南圏域(1.5)、隠岐圏域(1.0)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○手足口病 :県内全域(1.3)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(2.3)、出雲圏域(1.4)及び益田圏域(1.3)でやや流行しているほか、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.2)の患者報告数は減少傾向ですが、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、雲南圏域(4.0)では注意報レベル(3.0)を超える流行が続いています。 また、松江圏域(2.1)で流行しているほか、益田圏域(0.7)及び出雲圏域(0.4)で患者発生報告が続いており注意が必要です。
○伝染性紅斑 :隠岐圏域(4.0)で増加し警報レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、益田圏域(0.7)、松江圏域(0.3)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があり注意が必要です。
〇無菌性髄膜炎 :大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(9.0)及び大田圏域(4.0)で増加しているほか、松江圏域(1.0)及び益田圏域(1.0)の基幹定点病院で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :9月下旬からノロウイルスGUが急増しています。10月に入り東部でノロウイルスGT及びノロウイルスGUが同一患者から検出されています。
○熱性疾患 :9月にコクサッキーウイルスA6型及びコクサッキーウイルスB3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :9月以降、RSウイルスの検出が増加しています。
○流行性角結膜炎 :5月に西部でアデノウイルス37型が検出されていましたが、8月末から9月に中部でアデノウイルス3型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎増加増加横這 増加増加
RSウイルス感染症増加横這増加 増加報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這
手足口病横這横這横這 減少横這×
流行性耳下腺炎減少横這減少 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這 横這増加

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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