⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
日本紅斑熱が2件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:出雲圏域(0.7)及び松江圏域(0.4)で散発的な患者発生報告があり、A型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎
:県内全域(11.1)の患者報告数は増加し、過去5年間の同期に比べ多い状況となっています。特に、雲南圏域(18.0)及び出雲圏域(15.6)で増加し流行しています。また、益田圏域(12.7)及び大田圏域(11.0)で増加傾向を示し松江圏域(11.6)と共に流行しているほか、隠岐圏域(1.0)で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○RSウイルス感染症
:県内全域(3.5)の患者報告数は増加し、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、出雲圏域(6.8)及び松江圏域(4.0)で増加し流行しているほか、益田圏域(2.7)及び雲南圏域(2.5)でやや流行しており注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(2.2)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(4.6)及び出雲圏域(2.6)でやや流行しているほか、雲南圏域(1.5)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○手足口病
:県内全域(1.5)の患者報告数はほぼ横ばいです。益田圏域(3.0)、雲南圏域(2.5)及び松江圏域(2.1)でやや流行しているほか、大田圏域を除く各圏域で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○流行性耳下腺炎
:県内全域(1.4)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、雲南圏域(3.5)では注意報レベル(3.0)を超える流行が続いています。また、松江圏域(2.6)で増加傾向を示し流行しているほか、出雲圏域(0.8)、浜田圏域(0.7)及び益田圏域(0.7)でやや流行しており注意が必要です。
○伝染性紅斑
:隠岐圏域(4.0)で急増し警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(1.0)、出雲圏域(0.8)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎
:松江圏域(1.0)及び出雲圏域(1.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域及び隠岐圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎
:雲南圏域(3.0)、隠岐圏域(1.0)及び出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○手足口病
:9月にコクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○熱性疾患
:9月にコクサッキーウイルスA6型及びコクサッキーウイルスB3型が検出されています。
○肺・気管支炎
:9月以降、RSウイルスの検出が増加しています。
○流行性角結膜炎
:5月に西部でアデノウイルス37型が検出されていましたが、8月末から9月に中部でアデノウイルス3型が検出されています。