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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第3週 (1/18〜1/24) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(4.6)の患者報告数は増加しています。特に、隠岐圏域(11.5)で注意報レベル(10.0)を超える流行となっているほか、各圏域で流行しておりA型及びB型が医療機関で検出(迅速診断)されています。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :★島根県薬事衛生課から 冬季の食中毒注意報が発表されています。★
県内全域(9.1)の患者報告数は増加しています。特に、松江圏域(13.7)及び出雲圏域(11.4)で定点当り10.0人を超える流行となっているほか、各圏域で流行しています。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(4.1)の患者報告数は東部及び中部を中心に増加しています。雲南圏域(6.5)、松江圏域(6.3)及び出雲圏域(6.2)ほか、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○RSウイルス感染症 :県内全域(1.3)の患者報告数は増減を繰り返しながらも第50週をピークに減少傾向です。出雲圏域(2.8)、益田圏域(1.7)及び大田圏域(1.5)ほか、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.1)の患者報告数はほぼ横ばいですが、出雲圏域(3.2)で警報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(1.3)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(0.5)の患者報告数は第2週に比べ減少しています。雲南圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告が続いています。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
〇マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)及び出雲圏域(1.0)で増加傾向を示しているほか、浜田圏域(1.0)及び隠岐圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇感染性胃腸炎(ロタ) :出雲圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :第1週に東部でA2009型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが多数検出されており、1月の中部・西部の検体からは今シーズン流行が懸念されている遺伝子型GU.17も検出されています。 そのほか、サポウイルス、エンテリック・アデノウイルス、A群ロタウイルスも散発的に検出されています。
○肺・気管支炎 :12月以降、RSウイルスが多く検出されているほか、散発的にアデノウイルス1型、2型、ヒトメタニューモウイルスも検出されています。
〇咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這増加横這 横這増加
感染性胃腸炎横這横這増加 横這横這
A群溶連菌咽頭炎増加横這増加 横這報告なし×
RSウイルス感染症横這減少横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 減少報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
RSウイルス感染症発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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