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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2015年 第48週 (11/23〜11/29) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(松江圏域)、レプトスピラ症が1件(出雲圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :松江圏域(0.1)でA型(迅速診断キット)の患者発生報告があるほか、出雲圏域のインフルエンザ入院サーベイランス定点医療機関からA型(迅速診断キット)の患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○RSウイルス感染症 :県内全域(2.0)の患者報告数は第47週に比べ減少していますが、西部では増加傾向です。 浜田圏域(3.7)、益田圏域(3.3)、出雲圏域(3.2)で流行しているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.6)の患者報告数は過去5年間の同期と比較して多い状況が続いています。 松江圏域(4.9)で定点当り4.0人を超える流行となっているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :松江圏域(2.6)で増加しているほか、大田圏域(0.5)、浜田圏域(0.7)、益田圏域(0.3)で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(1.2)、浜田圏域(0.3)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(3.0)で患者発生報告があります。学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域を中心に患者発生報告が続いています。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :第43週の出雲圏域での学級閉鎖措置学校の患者からB型インフルエンザウイルス(山形系統)が分離されました。また、第45週に東部の散発例からB型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが多数検出されているほか、東部でエンテリック・アデノウイルス、中部でA群ロタウイルスも散発的に検出されています。
○肺・気管支炎 :エコーウイルス18型、エンテロウイルス68型、ライノウイルスが検出されています。
○手足口病 :散発的な患者発生が続いており、中部でコクサッキーウイルスA16型、東部・西部でコクサッキーウイルスA6型が検出されています。 また、西部ではコクサッキーウイルス6型が発疹症や咽頭炎からも検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這減少減少 横這横這
RSウイルス感染症横這減少横這 増加報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎増加増加横這× 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這×横這 横這報告なし×
流行性角結膜炎横這横這横這× 報告なし×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
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