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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2015年 第49週 (11/30〜12/6) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件[1](出雲圏域1件[1]、大田圏域1件)、つつが虫病が1件(雲南圏域)、レジオネラ症が2件(松江圏域)、 クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(松江圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :出雲圏域(0.4)でA型(迅速診断キット)の患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○RSウイルス感染症 :県内全域(3.1)の患者報告数は増加傾向です。浜田圏域(4.3)、益田圏域(4.3)、出雲圏域(3.8)、雲南圏域(3.5)及び松江圏域(2.7)で流行しており注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(3.0)の患者報告数は過去5年間の同期と比較して多い状況が続いています。特に、松江圏域(5.7)で増加傾向を示しているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域(2.7)で増加しているほか、松江圏域(0.9)及び大田圏域(0.3)で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(1.8)、松江圏域(1.0)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(1.0)で患者発生報告があります。学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告が続いています。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
〇マイコプラズマ肺炎 :松江圏域(3.0)で増加傾向を示しているほか、雲南圏域(2.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :東部の散発例から第45週にB型(山形系統)、第48週にA香港型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスGUが多数検出されているほか、東部でエンテリック・アデノウイルス、中部でA群ロタウイルスも散発的に検出されています。
○肺・気管支炎 :エコーウイルス18型、エンテロウイルス68型、ライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這減少横這 増加横這×
RSウイルス感染症増加増加横這 増加報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這増加横這 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這× 増加報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×
流行性角結膜炎横這横這報告なし× 報告なし×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
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