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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2015年 第46週 (11/9〜11/15) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件[1](松江圏域2件[1]、出雲圏域1件、浜田圏域1件)、A型肝炎が1件(松江圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :出雲圏域(0.3)でA型及びB型(いずれも迅速診断キット)の患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.6)の患者報告数は過去5年間の同期と比較して多い状況です。松江圏域(4.4)、 出雲圏域(3.4)及び益田圏域(2.0)のほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○RSウイルス感染症 :県内全域(1.3)の患者報告数は第44週以降減少傾向ですが、出雲圏域(3.4)、益田圏域(1.7)及び松江圏域(1.1)で患者発生報告があります。
○咽頭結膜熱 :県内全域の患者報告数は第45週に比べ増加しています。出雲圏域(2.0)、雲南圏域(1.0)、松江圏域(0.7)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○手足口病 :県内全域(0.5)の患者発生報告は減少していますが、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :出雲圏域(1.8)で増加しているほか、浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(2.0)で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(3.0)で増加傾向を示しているほか、浜田圏域(1.0)及び隠岐圏域(1.0)の各基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :第43週の出雲圏域での学級閉鎖措置学校の患者からB型インフルエンザウイルス(山形系統)が分離されました。また、第45週に東部の散発例からB型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :10月以降、ノロウイルスGU(遺伝子型:GU.3及びGU.4)が多数検出されています。 また、東部でエンテリックアデノウイルスも検出されています。
○肺・気管支炎 :9月〜10月中旬にかけて、県内全域でエンテロウイルス68型及びライノウイルスが検出されています。
○手足口病 :散発的な患者発生が続いており、中部でコクサッキーウイルスA16型、東部・西部でコクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○無菌性髄膜炎 :中部、西部で散発的な発生が続いており、髄液等からコクサッキーウイルスA9型、B3型、B5型、エコーウイルス3型、18型と多種類のウイルスが分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎増加増加増加 増加横這×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這×
RSウイルス感染症横這減少横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×
手足口病横這横這横這 横這報告なし×
ヘルパンギーナ横這報告なし×増加 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ RSウイルス感染症発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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